タイ版「学校の怪談」的なお話。
怖さでいえばティーン向けで、グロ描写も控えめ。全8話オムニバス形式でどうやら監督も違うらしく、確かに作風も微妙に違う気もする。
全話に言えることだけど、まず1話45分はけっこう冗長に感じた。凝縮すれば15分で終わりそうな内容だった。
陳腐なとこもツッコミ所も満載だし、イジメ描写がいかにも昭和コミック的だったりする。ただ、暇つぶしとしてちょいとホラーを楽しみたい身としてはなんだかけっこう満足できた。
「そうそう、こういうのでいいんだよ」を地でいってる感。地元の安くも高くもない定食屋さんのような安心感が今作にはあった。
個人的お気に入りは『ランチ』。
この話の主人公の理屈めちゃくちゃなところが、追い込まれた思春期特有の痛さをリアルに再現してて良かった。