素晴らしかった。
どのホラー映画よりも恐ろしくムゴい現実に胸が張り裂けそうになりながらも、最後まで観続けるのを止めることはできなかった。
糾弾するべき人物や組織がたくさん登場しその誰もが実在していたけど、同時に真実を見出す象徴として創作されたホミュックの意志も、人の中に確実にあったものなんだとエンドロールで気付かされ、ほんの少しだけ救われた気分にもなった。
消防士、生体ロボットとして作業に当たった人々、炭鉱夫たち、他にもまだまだ。たくさんの人たちの痛みを感じ、考えさせられる一作だった。
「おもしろかった」と言うには不謹慎が過ぎるのでその言葉は避けるけど、とても興味深いドキュメンタリーだった。