総じて、面白かった。
中国ドラマが好きだというわけでないが、たまたま観られる時間にCSでやっていて、初回から観られたため視聴。
映像の色合いや全体が美しい撮り方しているなーと思ったら、「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」と同じ監督だとか。
「瓔珞」は、私が視聴したことのある数少ない中国ドラマの一つで、これも衣装や背景の美しさに惹かれて観ていたドラマ。
同じ監督だということで、えらく納得しました。
ドラマの背景は、乾隆帝の時代の蘇州。
伝統織物の職人が主人公なので、とにかく衣装が美しい。
襟元と袖の刺繍細工や髪飾りが素敵で、ストーリーを追いながらもそちらにも目が行っていた。
庶民は庶民らしく、木綿地や薄めの藍染だったりが多く、私の少ない知識でも毎回毎シーン見入っていた。
この監督さんの趣向からか、ド派手な色合いはあまり使われない印象。
衣装にも背景にも豪華な飾りにも統一感があって、花嫁衣裳の赤い布地さえも深く濃い赤のため、浮くことなくて素敵だった。
どの屋敷の中の調度品も良き。
肝心のストーリーは、フィクションながらもリアリティがあり、最終話が一番歯が浮く感じを持った以外は毎回続きが楽しみだった。
また機会があれば観たい作品。