このレビューはネタバレを含みます
こうなることを恐れていたような、わかっていたような…
あの悲劇を見せつけられたのは、私たち観客への禊の儀式のようにも感じてしまった。人々が諍い、騙し合い、殺し合うのを、日常の中の娯楽として消費した私たちへ。たくさんの人が死ぬのを面白がって(悲しんだり怒ったりしても、結局は娯楽だから)観ていた私たちが、無傷で終わるのを許さなかったのかも、なんて感じた。おおげさだけど。
*過去があるから今がある。今の自分を受け入れているから、過去の相手の過ちを許せる。自分の運命を受け入れ、使命を自覚した人たちがそうしていた。
*結局推しメンを絞れなかった。みんなそれぞれに愛すべきところがある。マージェリーは思ったより早くに退散しちゃったし。最終章を観終わって好きなのはダヴォスかな。炊き出しをしてる時の、顔に火傷の跡のある少女とのシーン。ジリのナイスアシストもあってすごく良かった。
*ジョンが女と絡むといいことない。あの着地は正解かも。
またいつか観なおしたいな。