おもしろ!
ダークでシニカルなオムニバス。
「笑うせぇるすまん」的だけど、10代の高校生活に焦点を絞ってる分
無邪気な悪意や直情的な欲求が身を滅ぼしてく姿がイチイチしんどい。
ナノ役のチチャー・アマータヤクン(?)の悪魔的美しさが見もので、思わず目を奪われてしまうおっかなさ。反面、普通の生徒・教師たちの小市民的な卑近さが際立つ作り。
個人的神回は6−7話「願いが叶う壁」、8話「探し物はなんですか」、9話「仕掛けられたワナ」
それぞれ全く違う後味で、特に8話は希少なホッコリ回。暗い気持ちで見終わるシリーズにあって数少ない後味がいい。
実際にタイで起きた事件をモチーフにしたドラマシリーズとあって、フィクションとして楽しめつつも、実際の事件を想像すると胸糞悪いのも後味苦くていい。