スターウォーズ初のドラマシリーズ。賞金稼ぎのマンドーとベビーヨーダことグローグーが旅をする話。
ディズニープラスに加入したお目当ての一つをついに鑑賞。ストーリーはある程度知っていたとは言え、とてもよく出来ている作品でした。子連れ狼とか、クリントイーストウッドのマカロニウエスタンを彷彿とさせるような雰囲気が良かったし、ストーリーもちゃんと面白かったです。物語展開は多少無駄な寄り道もある一方で、小道具、衣装、セットなどがスターウォーズのオリジナル三部作にかなり近く、単純に見ていて楽しめました。マンドーはマスクを被っているけどペドロパスカルの演技が素晴らしいし、編集、照明、音楽、撮影と言った技術面のクオリティーも高かったです。ただアクションの動きが鈍かったり、尺が短かったりと、若干気になるところもありましたが、それ以上に今作で引っかかったのがステージクラフトによる撮影でした。1カット1カット自体は綺麗で、撮影監督のグリーグフレイザーやBarry Baz Idoineがなかなか良い仕事をしていたと思います。今作は美しい場面が多かったのに対して、ステージクラフトの背景はかなり世界観が小さく見えました。おそらく今作は予算が少なかったのと、VFXよりも役者の演技力を引き出せるというのを踏まえた上で、ステージクラフトを活用したんだろうけど、所々に安っぽく見える場面があったのが否めないです。今後のシーズンではもう少し上手くこれを活用して欲しいなって思ったけど、同時視聴中のオビワンでもあまり良い使われ方はしていない気がします。
色々書いたけど、久しぶりに面白くて楽しいスターウォーズが見れて満足です。このシリーズが続く限りしばらくはディズニーがルーカスにした仕打ちに対する怒りも我慢出来るかもしれません。
