マシューマコノヒーとウディハレルソンはゴールデングローブ賞やエミー賞にノミネートされた刑事ドラマ。女性の変死体の事件を追う刑事二人の話。
ハードボイルドでアメリカンなドラマでした。音楽の使い方とか訛りとか、全体的にアメリカっていう巨大な国の空気感がひしひしと伝わって来たし、マッチョイズムな人物像もドラマの話と合っていたと思います。そして何よりもマシューマコノヒーとウディハレルソンの演技が素晴らしかったです。良くも悪くも、この2人のおかげでかなりドラマが持ち上がっていたのが否めません。正直、脚本があまり洗練されていないし、尋問のシーンは長過ぎました。今作はセブンとか、プリズナーズとか、ゾディアックとか、殺人の追憶みたいなストーリーを目指していたんだと思うけど、似たような作業を繰り返すことが多く、ラストとマーティの関係も終盤までほとんど変わらないため、序盤で離脱する人が多いのも分かります。4話の潜入の長回しから面白くなったけど、回想の入り方を筆頭に編集をもっと何とかしていれば、ファーゴのような傑作になっていたかもしれません。
シーズン2以降の評価はまちまちなので見ようか悩みます。ジョディフォスターのシーズン4はニックピゾラットが否定していたけど、海外のレビューを読んだ限りだと面白そうです。
