今回の「日本人枠」は福士蒼汰だが、シーズン1では山ピーの酷い演技や中途半端な英語が浮いてしまっていたのに対して、こちらは演技も他の俳優に馴染んで違和感も無かったし英語も結構できていたと思う。日本人が英語圏ドラマに出ると、やはり演技や英語の面でハラハラするものだが、今回はそれをほとんど感じさせなかったと言う意味ではすごいと思う。
ただシナリオ自体は完全な続編にこだわりすぎて力不足だし、無理やり感が強すぎて、全く新しいシナリオでやった方が良かったのでは無いかと思う。南極での大量殺人の疑いで投獄されているアーサーを脱獄させて絶海の船上で研究をさせるというのも無理やりだし、「脱獄犯」と分かってて有能な科学者が集まるというのも不自然すぎる。犯人はいったい誰なのか、陸上にいるマギーとの関係は？・・・という興味だけで最後まで見る感じ。結論を言えば「なんだ、そんな感じ？」という結末だし、ちょっとシーズン1のような捻りが足りなかったかな？ 6話完結というのは丁度良い長さだったが。
