ドイツ発信のミステリー×SFドラマ。所謂タイムトラベル物です。監督はピエロがお前を嘲笑うと同じ人。
かなり構成が練られていました。なんとあのRotten TomatoesでNetflixドラマランキングをやったところ本作が一位になったそうです。個人的なイメージとしてはプリズナーズにインターステラーを足して割ったような作品でした。伏線の回収が心地良かったです。
この作品の悪いところはキャラクターが多過ぎるという点、どういう演出なのか分からないけどみんなモノトーンで喋ります。でもその表情の奥にある感情は怒っていたり悲しんでいたりで、陰鬱としていました。しかもキャラクターが多過ぎるため、しょっちゅうカットが変わり、特定の人物を応援したくなる前に新しい展開が始まってしまいます。しかも登場人物のほとんどがあまり良い性格ではありません。映像は美しいけど、この暗過ぎる映像もまたキャラクターへの感情移入を結果的に邪魔していたような気がしました。
ミステリーオタクの人にオススメします。こういうジャンルに興味がないと見ていてしんどくなるでしょう。