あっくん

君を想い、バスに乗るのあっくんのレビュー・感想・評価

君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)
3.8
気になっていた作品レビュー🎶
……でもいつもと違って、今回は珍しく辛口でいきます💦(-_-;)

👜あらすじ
最愛の妻を亡くしたばかりのトム・ハーパー(90)はローカルバスのフリーパスを利用してイギリス縦断の壮大な旅に出ることを決意する。
目指すは愛する妻と出会い、二人の人生が始まった場所。

行く先々で様々な人と出会い、トラブルに巻き込まれながらも、妻と交わしたある“約束”を胸に時間・年齢・運命に抗い旅を続けるトム。
愛妻との思い出と自身の“過去”ばかりを見つめていたトムが、旅を通して見つけたものとは?

👜感想
とても好みな作品だと思って観賞しました🎶
愛する亡き妻の為に…。
そして亡き妻と一緒に過ごした若かりし日々を思い出しながらも、とある目的地まで旅するロード・ムービー…。
旅する中でアクシデントが起きながらも、様々な出会いによって助けられる優しい所は以前に観た名作“ストレイト・ストーリー”と通じる部分はありますね🎶

旅の経路は美しい静かな風景のロケーション🎶(まるで主人公の心情を表してるかの様な気がします。)
イギリス スコットランドの最北端の村ジョン・オ・グローツからバスを乗り継いでグレートブリテン島最南端の村ランズ・エンドを目指し、その距離約1350km(例でいうと、東京〜宮崎まで💦)
そんな長距離を90歳の難病を抱える老人が路線バスで旅するなんて無茶過ぎ〜(トイレ関係とか歩行とかリアルに心配して考えちゃう💦)と思いながらも、どうしても譲れない約束を果たそうとする主人公の信念に応援してました。

ただ、どうしてもモヤモヤする要素…。
それが現代風でもあるSNSの存在感。
SNSでの温かい応援でここまでサポート出来たのも感じますが、主題となる亡き奥様への旅路を純粋に観たい自分にとってはSNSでバズった影響で、主題が薄れてしまった様な気がしました、💦(・_・;)
また旅で出会う人々も結構あっさりの様な関わりなのも微妙でしたが、途中で出会う親切なご家族は優しくて印象的でした🎶

でもこれだけは言えます!(๑•̀ㅂ•́)و
主人公の長年夫婦として過ごした奥様への一途な愛情は本当に素晴らしい✨✨(若い頃の二人も素敵だった✨)
そして悲しい出来事を思うと、命よりも大切な鞄を持ちながら最後まで目的地へたどり着いて本当に良かったと思いました…。( TДT)
そして90歳の主人公を当時63歳で演じたティモシー・スポールの名演技力にも注目です🎶(彼が歌ったアメイジング・グレイスも良かった🎶)

上映時間86分とお手軽で、私の中で本作は題材が凄く良かったのになんか惜しい作品かと思いました💦

👜キャスト陣
ギリーズ・マッキノン(ピュア、ウィスキーと二人の花嫁)

トム役のティモシー・スポール(ハリー・ポッターシリーズ、秘密と嘘、ラストサムライ、輝ける人生、英国王のスピーチ)

奥様クレア役のフィリス・ローガン(ダウントン・アビーシリーズ、秘密と嘘、マーティン・フリーマンのスクールオブミュージカル)
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