あっくん

星の旅人たちのあっくんのレビュー・感想・評価

星の旅人たち(2010年製作の映画)
4.8
以前から気になっていた作品で直々レビューが見られたので観賞🎶(*^^*)

🕍あらすじ
眼科医のトムは、スペイン北西部サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅に出た息子ダニエルが不慮の死を遂げたことを知る。
遺品を受け取り、そのまま帰国する予定だったが、志半ばで旅を諦めざるを得なかった息子の遺志を継ぐ事に。
遺灰をリュックに収め、巡礼の旅へ出た彼は、道中で出会った人々と不思議な絆で結ばれていく。

🕍感想
とても心地の良い作品✨(*´ω`*)
以前にレビューした“サンジャックへの道”と同じ舞台であるサンティアゴ・デ・コンポステーラを歩き続ける巡礼ロード・ムービー🎶( ゚∀゚ )

疎遠で何処か距離があった息子との死…。
突然の事で計り知れない後悔が…。
悲しみを抱えた父親は長い旅路の中で、亡き息子とどう向き合っていくのか?
(この二人本当にそっくりだな~と思っていたら、本当に実の親子だった💦監督・主演での親子共演✨……ということは、監督はチャーリー・シーンのお兄さん💦)

そんな道中でトムと一緒に行動する個性派な仲間は…
・サラ・・紅一点のカナダ人で禁煙の為に巡礼。
……で結局、スパスパ煙草吸ってるし💦(=o=;)
・ジャック・・アイルランド人でスランプ中の作家。
ハイテンションで喋りまくり💦(;^ω^)
・ヨスト・・オランダ人でダイエット目的
…で結局、食べまくってはドラッグやってるし💦(-_-;)

育った国も性格も違うし、旅は道連れと言っていつの間にか同行していた四人。
喧嘩したりもするけど、どこか憎めない。
……そして自然と自分しか知らない過去を振り返っては吐き出している。
他人なのにそんな不思議な距離感が意外と良かったりする時もあります。
喪失感溢れるトムにとっては必要な存在感であり、誰かと一緒にいる事が大切なのかもしれませんね。
ただ歩くだけだけど、かけがえの無い時間を過ごしたと思います🎶(๑•̀ㅂ•́)و

以前に観た“サンジャックへの道”とは違った雰囲気の作品でしたが、どちらも共通点は観終わった後は心が浄化された様な清々しい気分になった事🎶
そして道中のヨーロッパ風景は相変わらず素晴らしかった事🎶
どちらもオススメです✨(≧∀≦)

🕍旅の巡礼路
※サンジャックへの道レビューから再度参照。

世界遺産にも登録されているスペイン北西部にある中世の面影を残す街…
それがサンティアゴ・デ・コンポステーラで、エルサレム、ローマと並ぶキリスト教三大聖地のひとつ。
※コンポステーラとは、「星の平原」という意味を持つ(本作の邦題にも影響)。
サンティアゴはフランス語でサン・ジャック、英語ではセイント・ジェイムスという。

フランスからサンティアゴを目指す巡礼路は、主に4コースで最も景観の美しい約1500km(本作は途中からなので約800km程)
映画では、フランス南東部の街ル・ピュイから出発し、中央山地からピレネー山脈を越えてスペインヘ、ひたすら西へと向かうルート。
道中では広大な草原や豊かな田園風景の田舎道、きれいな川、緑豊かな森林に山岳地帯、古き良き建物と町並み、山頂から見る風景など絶景ポイントが盛り沢山✨
※巡礼路のシンボルはホタテ貝で、サンティアゴの方角を示すサインとして、路のあちこちに見かけられています。

🕍キャスト
監督はトムの亡き息子ダニエル役でもあるエミリオ・エステベス(ボビー、パブリック 図書館の奇跡、出演としてミッションインポッシブル、飛べないアヒルシリーズ、ブレックファーストクラブ)

トーマス役のマーティン・シーン(地獄の黙示録、キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン、ディパーテッド、アメイジング・スパイダーマン、赤毛のアンシリーズ、ボビー)

サラ役のデボラ・カーラ・アンガー(サイレント・ヒルシリーズ、ゲーム、クラッシュ)

ジャック役のジェームズ・ネスビット(ドラゴン・タトゥーの女、47RONIN、エスケープ・ルーム、パピヨン、ニュー・ワールド)
ヨスト役のヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
序盤のアンリ警部役のチェッキー・カリョ(ベル&セバスチャンシリーズ、ロング・エンゲージメント、マーメイドパリ、ジャンヌ・ダルク、ザ・コア、テイキング・ライブス、ニキータ)
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