どんな作品かと胸騒ぎどころか、胸を高鳴らせて上映されるのを待っておりました。
ホラーな音楽が鳴り響く冒頭。いやでも期待が膨らむね。いや…胸が騒ぐね。でもよくよく考えると、ここでホラー丸出しの演出はまだ早い気がした。
ある程度、作品の毛色は分かっていたので、静かな立ち上がりの方が効果はあったのでは…なんて思っちゃった。
中盤までは良かったし、胸騒ぎもしっぱなしだったけど、終盤にかけて、個人的には大失速だった。そっちいくんか〜い!という感じ。
デンマーク🇩🇰に住む、ビャアンとルイーセ夫婦と一人娘のアウネスはイタリア旅行中、オランダ人の夫婦🇳🇱パトリックとカリンと出会う。
二組の家族は意気投合。
気持ちのいい旅を終える。
しばらくして、パトリックたちから「週末をオランダの田舎で過ごさないか」と提案する絵葉書が届く。
迷った結果、この提案を受け入れた。
自家用車をオランダまで走らせる。
こんなにワクワクしたのに。こんなに時間をかけて行ったのに。着いた途端、胸騒ぎが始まり、胸騒ぎが止まらない。
夫ビャアンの気の弱さ?事なかれ主義?空気を読む性格?決断力のなさ?がわざわいしたかしら。一方で妻のルイーセはキレてキツい言葉を投げつける。
もう帰ろう…と言うより逃げよう。
ほんと中盤まではどうなることかとハラハラした。しかし、中盤までとそれ以降で全く違うものに。え…⁈それが目的?動機は?背景は?
採石場みたいなところでのラストは衝撃的だけど、うーむ…違うなぁ。なんかチグハグさが目立つ作品だった。期待し過ぎたのも良くなかったかもしれない。