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REBEL MOON ー パート1: 炎の子のRenzのレビュー・感想・評価

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)
3.5
スター・ウォーズの映画をやる予定だったザックが、その際に考えていた設定を流用して創ったSF作品。

スター・ウォーズは黒澤映画等、時代劇の影響を受けていることからその派生作品も時代劇の要素を入れる傾向があり、マンダロリアンには子連れ狼や、1エピソードに七人の侍要素を入れたりしていた。

本作はスター・ウォーズ+七人の侍を無邪気にやっていて、ザックらしいなあと微笑ましく感じる(何様発言😓)。
また、いかにもグラフィックノベルっぽいストーリーに仰々しい演出、スローモーション多様のアクションと胃もたれするほどのザック感が終始続きます。ウンザリするほどザックなので、ザック大好きな人ならもっと楽しめると思います。ザックザックザクです。

私は集まりものが好きです。里見八犬伝とか水滸伝とか。
仲間が加入する過程にて、そのキャラの個性や能力を示していくパターンなわけです。
その紆余曲折が足らないのが残念。仲間になるのがあっさりし過ぎて、キャラが薄く感じます。
グリフォンみたいなやつを乗り回してたターザン系マッチョアニキはカッコよかったけど。

でもキャクターそれぞれのルックはそこそこ良いと思うのに、活躍する場面が少なすぎ!
いくらパートワンとはいえ、仲間それぞれの活躍シーンないと駄目でしょ!
ジャイモン・フンスーとか何もしてないじゃないか!!

あと、最初の方で上官に逆らってた若い兵士はどこいったの?いかにも何かありそうだったのに…とか、頬を染めてた(可愛い)ロボット君が女の子に、姫に似てるとか言ってたのは何かあるのか?あの後の騒動で、ロボット君がプログラムに背いて動けたり、いかにも何かありそうだったのに…とか、今後活躍するのか?とか気になるけど、特に何も無いんだろうなあ。ザックだし(失礼発言😅)。

それよりもザック監督さあ。アーミー・オブ・ザ・デッドとかのユニバースはどーなったのよ…。
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