サトシ

手のサトシのレビュー・感想・評価

(2022年製作の映画)
3.6
松井大悟監督、日活ロマンポルノ50周年を記念したプロジェクト「ROMAN PORNO NOW」で製作された作品の一つ。R18+指定。

今まで付き合った交際相手は年上ばかりで、中年男性の写真を撮りコレクションするのが趣味のさわ子。しかし年上のおじさん好きにもかかわらず、父親とはうまく話せず、ぎくしゃくとした関係が続いていた。そんな中、同世代の会社の同僚の森と話すうち、彼との距離が縮まっていく・・・。

【キャスト】
さわ子:福永朱梨
森:金子大地
上司:津田寛治
妹:大渕夏子
父:金田明夫
母:宮田早苗

松井大悟監督作品で見逃したのでようやく鑑賞。
福永朱梨、金子大地の体当たり演技に注目で、松井大悟監督の新たな挑戦を感じます。
さわ子は、父に話し掛けても無視されているように感じて居場所がない寂しさから、オジサンにしか交際相手を選ばなくなったのかと納得してしまいます。
上司と付き合いながらも元カレと繋がっていて人と人との関係を大事にしている所にも現れています。
オジサンのハゲを見て、隠しているのが益々可愛いとか、お腹はどうしてこんなにポッコリしているのかなど妹と盛り上がっているのが細やかな趣味とは微笑ましく思えます。
両親がまだSEXしているのかと話しているのは姉妹ならですね。
森の送別会でさわ子との関係を深めたい為に足で足を触り確かめ合い、タクシーで一緒に帰るのは会社を辞めるからできる事ですね。
フライヤーの2人が寄り添ってベランダにいるのを、まさかSEXしながら犬の散歩をしている叔母さんに挨拶しているとは思いませんでした。
父が耳の病気で聞き難かったのが分かり、旅行の約束までできて最後はほっこりさせられます。
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