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グランツーリスモのRISAのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
5.0
ー 永遠になろう

1997年にPlayStationの専用ゲーム
として誕生したグランツーリスモ。

ゲームと言えど、
光や音など細部にまで作り込まれていて
劇中に彼が話していたように、
”ドライビングシミュレーター“として
今もなお多くのファンに愛されていて。

そんな世界的にも
プレイ人口の多いソフトで
実際に2008年〜2016年にかけて
優秀なゲームプレイヤーを選抜し、
実際にプロのレーサーとして
育成をしていくというプログラム
「GTアカデミー」を題材とした本作。
(日産とプレイステーションに加えて
ゲームの開発元である
ポリフォニー・デジタルが合同で
展開したプログラムってすこいよね)

もう、、、最高でした!!
ゲームのあのわくわく感と
実際のレースのあの緊迫感。
すべてががっつりと、
だけど繊細に描かれていて。

映像もグリーンバックなしの、
とことんリアルを追求されたものだから
演出されたものという感覚はなくて
なんならドキュメンタリーみたいなね。
(序盤のシーンなんてまさに、
これから映画が始まるよね?って
思ってしまうほどのリアルな映像。笑)

とはいえ、たまに主人公の彼の感覚に
私達が重なるような演出や
レース中に現れるゲーム要素なんかは
レディ・プレイヤー1の感覚に似ていて
ものすごく、わくわくしたな〜!!!
加えてキャラクターでいうと、
ドライビングコーチであるジャックは
カーズのドックみたいな印象で
ぐっとくるものがあって。

何よりも、本作の主人公である
ヤン・マーデンボローが
プロのレーサーとして奮闘する姿や
すぐには頭が追いつかない程の
スピード感のあるサクセスストーリーには
終始本当に感情を持っていかれたし、
改めて実話だなんて考えられないほどに
ドラマティックな物語だよなとつくづく、、

プロの世界に飛び込む、
注目度が高く皆の嫌われ者のアマチュア。
長年刷り込まれたプロ以上の技なんて
実際に使うまでにも至らない
過酷なトレーニングやレースの実態。
(ル・マンの24時間耐久レースなんて
カーレースを無知な私からすると驚愕笑)

だけど、それでも一心に
自分を信じて努力を惜しまず、怯まず
戦い抜く彼の姿はかなり胸が熱くなったな〜

ちなみに今回劇場は
3面スクリーンのスクリーンXで観たけど
ものすごく、ものすごくよかった!!笑
思わず劇場で買ってしまった
Tシャツを着て2回目観に行こうかな〜
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