ボギーパパ

悪は存在しないのボギーパパのレビュー・感想・評価

悪は存在しない(2023年製作の映画)
3.8
劇場2024-42 ル・シネマ

平日昼間もいい感じの埋まり具合。流石、濱口竜介作品!
評判は高いようだが、なるべく事前情報を入れずに鑑賞に臨む。

タイトル『悪は存在しない』

長野県らしい山村に暮らす人々、、、
そこに芸能プロダクションが片手間仕事で立ち上げたグランピング計画が、、、
説明会が急遽開かれ、東京芸能プロのタカハシとマユズミが村民の前に、、、

ここまででは
どう考えても“悪"は、東京・芸能プロ・グランピング場開発の側としか思わせない。

しかし、一筋縄で行くはずのない濱口作品!

芸能プロ社長とコンサル野郎は確かに俗"悪“の権化であったが、
タカハシ・マユズミ組に対する視点はずらされていく。
こいつらなかなかイイ奴ら!確かに人間腹を割って話していけば、そこに悪は存在しなくなるってやつか?

いやいや濱口作品だよ?そんな甘いはずない!
タカハシ・マユズミ組はどんどんイイやつになっていく。悪なんて、やっぱり存在しないの???

そこに事件が、、、
そして物語は大転換を迎える。


やはり全く一筋縄に行かない、、、
ん?ん?ん?なんなのかしら???
これは?
この話における
悪は存在するのか?
それともしないのか?
すら煙に巻く(そういやタバコ、堆肥、薪が燃え、うどん屋、靄、などなど煙っぽいのが多く出てきてたぞ)

タカハシは悪か?じゃあマユズミは?
あたしゃ〜あのコンサル野郎は悪だと思うけど、、、
タクミは悪なのか?
ハナちゃんはめっちゃかわいいから、存在自体が悪なのか?

村民は?悪なのかそうじゃないのか?
センセイやうどん屋からは善しか感じないが、、、

悪という概念は存在するわけで
その概念が存在しないということは?そこを考えるだけで頭がオーバーヒートを起こす、、、

余談。
タカハシは、、、ホントに、、、
悪というよりクズ、、、笑
でもオレここかもって、、、イイねぁ。

マユズミ、、、お前イイやつだけど、ラストどうなった?心配だ!


うーーーーーむ、わからん!わからんぞー!
俺はタクミは実は鹿の化身で、最後のハァハァは鹿の交尾だと思うのだが、、、(^^)








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