Renz

SaltburnのRenzのレビュー・感想・評価

Saltburn(2023年製作の映画)
4.0
バリー・コーガンオンステージな映画。
稀代の変態…じゃなくて天才若手俳優バリー・コーガンのヤバさを存分に楽しめます。

誰もが尊敬したり、憧れたり、自分もこうなりたいと思った人がいるだろう。同性か異性かや恋愛感情有無という違いはあっても。

バリー・コーガン演じる曲者主人公がそう思ったらどうするか?

物語は漫画等でよくある、学校一の人気者とそうでない主人公との友情、恋愛物語のような雰囲気ではじまります。(BL要素あり)
主人公が憧れる相手は貴族の大金持ちで長身のイケメンでモテモテで、取り巻きがいるような奴だが、主人公のような相手にも優しいという完璧人間。
ただ友人は取り巻きばかり、空虚な部分もあるわけで、そこを埋めてくれたのが主人公。

自転車が壊れて困っていたところを助けてくれた主人公と仲良くなっていき、ソルトバーンにある自宅、お城のような豪邸に招くところから雰囲気が怪しくなっていく。
なんせ主人公はバリー・コーガンだしね。

本作では、イギリスには未だ残っている階級社会の問題を描いている。
それは分かるのだがそこにバリー・コーガンを投入することで、とてもヤバい映画になってしまった。
良くも悪くもヤバい。変態度も高いです。

バリー・コーガン力が全てに感じるところだが、イケメン役も素晴らしいし、その母親役が曲者女優ロザムンド・パイクだったり、彼の友人役がレーシングゲーム上手そうだったり(プロレーサーになれそう)、他の役者陣もハマってて素晴らしい映画となっております。

最後のシーンが最高。バリー・コーガンここにあり!を見せつけられますよ!😁
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