これは今村昌平監督のテレビドキュメンタリーだけど、私は映画史の授業でスクリーンで観たものでしたね。
からゆきさんは、熊井啓監督の『サンダカン八番娼館 望郷』ですっかり有名になったけど、本作はその前年の1973年の作品。
私は熊井作品の方を先に観たんだけど、本作には元からゆきさん本人が出演して証言しているということで、劇映画にはない生々しさを感じたような覚えがあります。
あまり詳しい内容は覚えてないけど、こういう日本の黒歴史が描かれている作品というのは、近頃はほとんど作られていないような気がするし、貴重な記録映画だったんじゃないかなと思いますね。