いつだって変わるときに子供も大人も関係ないって、メッセージをとても感じる優しい日常ファンタジー。接待ゴルフでなかなか一緒に遊べないお父さんや、その事は分かるんだけど納得できない女の子がファンタジーから勇気を受けとるお話としても最高で、現実でファンタジーの先を描くというクライマックスも良くて、後味が良かったです。
主人公のミカちゃんがワガママな子ではなく、分かっているけど言いたくなっちゃう女の子なのも伝わって、お父さんも蔑ろにしていないのも素晴らしく、まさかこれほど温かみを感じるアニメだったとは。
これは『ハルモニ』『黒の栖』に続いてオススメしたいです。その他のアニメミライ作品も追い掛けたい！
あとTSUTAYAでレンタルしたDVDに入っているアニメミライ発足経緯の3分映像は必見。効率化優先で蔑ろにされたものを関係者が語っている姿は非常に切実で、これからのアニメの未来をとても考えさせられて、消費者に出来ることは何かと考えさせられます。潘めぐみさんのナレーションもとても良かったです。
【解説】
「若手アニメーター育成プロジェクト」として文化庁より委託を受けた団体が実施したプロジェクト「アニメミライ(2011年度～2014年度)」の作品群の一つ。アニメーション制作は「ゴルゴ13(2008～2009年版)」などを手掛けたアンサー・スタジオ。監督は『劇場版 しまじろうのわお! しまじろうとくじらのうた』を手掛けた川又浩さん。
