平田一

モータル・コンバットの平田一のレビュー・感想・評価

モータル・コンバット(1995年製作の映画)
3.1
2024年68本目。

何だろう…テーマ曲がものスッゴくクセになるw

真田広之オンステージの『モータルコンバット』(2021)と比べると、安っぽさは否めないが、これはこれで好きですね。

レイ・ハリー・ハウゼンみたいな動きをしていたゴローとか、ジョニー・ケイドの三枚目だけど実力あるハンサムと、アンダーソン監督らしく押さえるところは押さえてます。前半の小手調べみたいなファイトシーンでは、ジョニー・ケイドが投げた棒を咄嗟に手下が受け取ったとき、受け取ったその手下、思わず会釈してたよねw

新生版ではチート級に無双していたサブ・ゼロがここではジョニーに敗れちゃってるところもご愛敬ですね。まあ、もし勝っていたら、『ハムナプトラ』のジョナサン兄貴をイムホテップが殺ろうとしている行為に匹敵する蛮行で、リンチでフェイタリティかもね(上手いこといったみたいな文章はやめなさいw)w

CGはチープだし、ストーリーもこれといって面白いわけではない。けれど謎に豊富な見せ場、テーマ曲の中毒性は午後のロードショー然り、出来るなら金曜ロードショー、土曜プレミアムでオンエアをしてほしい面白さ。

安っぽくても楽しければ、無問題!な一本ですw

しっかし、ジョニー・ケイドのリュウ・カンへのとある場面、今年のオスカー授賞式でのMCU俳優の振る舞いを思い出した。先んじていましたね。
平田一

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