犯罪モノだけど過程の出来事による盛り上がり下がりのリズムより、その人間への眼差しに重きを置くのは『グロリア』にも似ていてカサヴェテスっぽい。
お馴染みの表情の寄りの多用等、カメラの動きは面白いんだ…
この映画の主人公は程よい暗さ(ストリップ・クラブ)の中にいる。映画館で画面と向かい合うわたしたちと共犯者的な薄暗がりで暮らす彼にとって、残酷な明るさは危険な環境に他ならない。そう思うと、この映画の暗…
>>続きを読む自分が当事者になったかのように、特有のカメラワークに追い詰められる。バイオレンス部分は削ぎ落とされ、チープなクラブと女の子達を大切にしているコズモの悲哀を感じる。"私が与えられるものは、この熱い愛だ…
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