犯人と人質を殺してしまった刑事が1本の木と出会う。
体制からの脱却、社会と自然の摂理、共生と共存と淘汰。
誰かを救うということは誰かを助けないということ。
必ず暴力を交えるところを見るに、これは黒…
解釈としては、なんか神話っぽいなって思った。何千年も生きる命の世話役として、「生命の樹」を生かすか殺すか、世界の采配を巡って神々が争ってるような。神々には感情は無いがそれぞれの理があり、己の理に沿っ…
>>続きを読むおもしろい。
何が正しくて何が正しくないのか。
誰の言葉が本当で誰の言葉が嘘なのか。
はたまた皆正しいのか。
自分は何を信じるか。
自然対自然
自然対人
人対人
この構図は確かに、「悪は…
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正直あらゆる謎がどうとでも解釈できてまさにカオス状態なのだが、この頃の黒沢清作品は理解せずともこちらが完全にmanipulateされる感じがあって、「回路」も荒廃した世界を見せつけて終わったみたい…
>>続きを読む刑事だった主人公が森と出会い、自分の〈生〉を変えられていく作品。個人的に桐山の誰かに媚びず、攻撃的に接する点が、濱口竜介監督の”The Depth”のリュウに重なって好き。カリスマという木を巡って刑…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
とても新劇的な日本的な叙情に溢れた作品だった。
とにかく役所広司が良い。
言葉にならないぐらい良い。
解釈を語りたくなる感じだ。
ネタバレ。
世界の法則を回復せよ、という言葉にある…
日活・キングレコード・東京テアトル