1943年制作のオリジナル版。
「無法松の一生」は、この作品の後に、三船敏郎版、三國連太郎版、勝新太郎版と三度リメイクされているわけだが、やはり、阪東妻三郎のこのオリジナルが凄い。
いやあ、板妻…
このレビューはネタバレを含みます
こういう屈託のない映画は今の時代に作られることはないのだとしみじみ思った。
リズムも良くて観ていてとても気持ちのいい作品だった。
決して明るいだけの映画ではないが、坂東妻三郎演じる松五郎がとにかく気…
☆熊男
人力車を引く無法松こと富島松五郎は、前半は鈴木清順の『夢二』(1991)の長谷川和彦のように暴れ回るが、後半は相米慎二の『光る女』(1987)の武藤敬司のように可愛らしい大きな熊ちゃんにな…
富島松五郎🟰坂東妻三郎、吉岡敏雄🟰長門裕之の域に達した完璧な無法松の一生。不幸にも内務省とGHQの検閲を受けながら、惜しまれて夭折した伊丹万作の魂を受け継いだ稲垣浩監督の、年老いた人力車引一筋の無法…
>>続きを読む【萌えキャラとしての松五郎】
バンツマちゃんの活き活きとした漢っぷりが爽快な稲垣浩監督&伊丹万作脚本による名作。人力車でスーイスイ。🏃♂️💨
子役の長門裕之(当時は沢村アキヲ)も可愛く、恩義&…
1943年verのデジタル修復版。三船敏郎verの方も観たくなった。
脚本もカット割も、血が沸いちゃった。
「カメラマンの宮川一夫は、カメラからフィルムを取り出さずに「撮影→巻き戻し→再撮影……」…
無法松の一途な奉公人生が愛おしい名作映画。戦中に作られたせいか、穏やかな日常にふっと現れる命の儚さの表現が印象的だった。
何より素晴らしいのは撮影監督・宮川一夫のカメラ。時の流れや無常感をあらわす車…
本当に戦前の作品なのか…
1943年に作られたこの作品は気持ちの良いほどに人情に溢れた作品となっており、全くもって毒を感じない
実際のところ、内務省、戦後にはGHQの検閲が入り、10分以上のカット…
一見無法者な松五郎の不器用な優しさが良かった
最後の車輪の回転とともに松五郎の一生を走馬灯の如く振り返るシーンが心にくる
戦時中に撮られた映画なのに構図が練られてて面白い
あと園井恵子がすごく綺麗だ…