あっくん

魔女の宅急便のあっくんのレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
5.0
レビュー250件目の特別レビュー。
久しぶりに大好きな有名作品でいきます。
何回観ただろうか…❓魔女宅(マジョタク)は…。(*´ω`*)
スタジオジブリ作品で初めての黒字作品(前のラピュタ、となりのトトロ、火垂るの墓は赤字作品だそうです💦Σ(゚Д゚))。
久しぶりのジブリメチャ長文ガチレビュー、よろしくお願い致します(*δωδ*)

🎀簡単なあらすじ
2回の世界大戦が起きていない時代に暮らす魔女のキキは13歳、満月の夜に家族と別れて、魔女のいない町で修行をしなければいけないという古いしきたりにしたがって旅立ちます。そして見つけた町で生活するために魔女の宅急便をすることにしました。いろいろなエピソードを乗り越え、魔女として成長していく。

🎀感想
幼い頃から沢山観ています。大人になってからは何か新しい事に始めた時や悩んでいる時には必ず観ています。誰もが通る経験や出来事がこの作品には詰まっていて、観る度に何度も勇気づけられました。色んな人達と出会っては喜びや楽しみ、悩んだり悲しんだり…魔女宅を観ている方はきっと感じるはず✨
やさしさに包まれた絆の温かさ、見れば癒される素敵な街、大切な事を思い出しては教えてくれる名言…観て、また恋しくなっては観ての繰り返し…。
ジブリ作品の中ではBestに入ってますね🎶(*'∀'人)💖

🎀原作
角野栄子さんの児童文学作品。全6巻。最終巻はキキが35歳で双子のお母さん。夫はだれだかわかりますよね✨( ̄ー ̄)ニヤリ

🎀舞台
キキが住む美しいコリコの街はスウェーデン・ゴットランド島・ヴィスビュー。そしてスウェーデンの首都ストックホルムを合わせたものだそうです。グーチョキパン店も存在❗❗(๑✪ω✪๑)

🎀キャラクター
・キキ(魔女子さん)
喜怒哀楽と表情豊かな見習い魔女キキ。キキの成長は観ている少年・少女への応援メッセージとして伝わります。空を飛ぶってどんな感じだろうか❓子供の頃に夢を見ていた事を思い出す反面、トンボ救出シーンで、落ちて屋根に転落しても飛んでるタフさ、トンボを片手で救出する怪力さは未だに謎です(笑)(゚0゚)両親は母コキリは薬草薬職人、父オキノは魔女と妖精を研究している民俗学者。

・ウルスラ
影のヒロイン。キキと仲良くなる女性画家さんだけど、劇中名前は一言も言ってないそうです。キキと同じ、高山みなみさんの声は子供の頃は衝撃的。そして、個人的には名言ばかりで救われてる…。キキからの質問にハキハキと答えている姿を観ると、色んな経験をしては苦難を乗り越えた強さを感じます。

・ジジ
キキの相棒のしゃべる黒猫、そして可愛いマスコットキャラ。喋れなくなったジジはなんでだろうと興味深く感じた事を思い出します。キキが成長したからかは分からないが、話せなくなっても強い絆は変わらないと思います…。

・トンボ(コポリ)
ジブリ男子の中では明るくて親しみやすい。そして、ウォーリーを探せ❗のイメージ。(笑)14歳でチャラ男っぽくても凄く一途で好きな事に一生懸命の努力家。時にはオシャレスーツ着ては遅れても待ち続けたり、キキの事を理解しようとする姿は思いやりある優しき少年ですね(´ω`*)

・オソノさん
貫禄あって姐御肌の良い人過ぎる妊婦さん。キキを応援する優しい距離感が良すぎて大好きなキャラクター。更には声が戸田恵子さんってだけでツボってましたね(笑)原作の特別編では過去を知る事も出来ます。

・フクオさん(30)
オソノさんの主人で無口ながらも存在感抜群❗❗無表情ながらも可愛いリースの様な円パンを作ったり、赤ちゃんには笑ったりとどんだけ可愛く見せちゃうんだ❗(笑)
芸人のなだぎ武さんがどうしてもやりたい物まねとして、胸筋が凄いフクオさんの出オチ物まねには爆笑❗❗パンを乗せたお盆を手に持った機械で高速回転する姿にツッコミ所満載❗❗∑( ̄ロ ̄|||)(YouTubeであるかな❓)

・老婦人
救世主。優しさ、温かさ、包容力溢れる素敵なお婆さん。チョコケーキでどれだけ救われたか…。名シーンです。そして優しい声の今は亡き女優の加藤治子さん(ハウルの動く城のサリマン、間宮兄弟、歩いても歩いても)…もう声が聞けないなんて…。

・その他
最初のお客様マキの美しさ、鰊のパイ嫌いな女の子の腹立だしさ(仕事での現実的なリアルを感じる)、ラピュタのとある女性空賊に似ているバーサ(笑)

・カメオ出演
宮崎駿監督ご本人も❗❗どこだかわかるかな❓

🎀声優
豪華声優陣達❗❗私の中ではグループでかためています。(笑)
・名探偵コナン
キキ=コナン トンボ=新一 自由冒険号の船長=横溝刑事
・らんま1/2
トンボ=らんま ジジ=シャンプー キキ=なびき マキ(最初の客)=かすみ フクオさん(警官、実況アナウンサー)=良牙 
・アンパンマン
オソノさん=アンパンマン ジジ=バタコさん フクオさん(警官、実況アナウンサー)=チーズ
・楽しいムーミン一家
キキ=ムーミン ジジ=ミィ 自由冒険号の船長=ムーミンパパ 先輩魔女=ミィの姉ミムラ ケットのママ(マキの姉)=トゥーティッキ
…と、グループを決めると声優って凄くて面白いです(笑)d(*ゝωб*)
因みに英語版のキキはキルスティンダンスト(ヴァージンスーサイズ、スパイダーマンシリーズ)。
個人的には時計塔のお爺さん=スラムダンクの安西先生、ケット(マキの甥)=ヘアスプレーのトレイシー、おしゃぶりを忘れた赤ちゃん=となりのトトロのメイちゃんがビックリした(゚0゚)タシカニ

🎀ジブリ飯
グーチョキパン店の手作りパンにクッキー、ミルク粥に老婦人チョコケーキ、毎日ホットケーキって羨ましいと子供の頃思いながらも、極めつけは鰊とカボチャの包み焼き…YouTubeで作り方を観ちゃいましたね(笑)(*´μ`*)

🎀名曲 
ユーミンの“ルージュの伝言”、“やさしさに包まれたなら”は神曲で最高❗❗
魔女宅にドンピシャに合ってますね🎵
他にも映画の中では風の丘(ピアノの発表会で弾いてます)、海が見える街(風の丘+ナンパ通りのMix曲)、仕事始め、空飛ぶ宅急便等。
私の中で個人的に印象なのはウルスラの油絵と共に流れる神秘なる絵かな❓オカリナの音から流れる神秘的な音色…神秘的な世界観が素晴らしいです。

🎀魔女宅のトリビア✨
・魔女宅に出てくる一部の女性陣は実はキキの未来像の姿
見習い魔女のキキ(13)➡自立心が強い油絵画家ウルスラ(19)➡姐御肌でしっかり者のおソノさん(26)➡キキの母コキリ(37)➡最後はいずれやさしい老婦人のように成長していく…そう宮崎駿監督は語っています。∑(=゚ω゚=;)
・ウルスラの油絵は実際にあります。
青森の美術館で保管している青森県の中学校の養護学級生徒作の版画連作「にじのうえを飛ぶ船」の中の「星空をペガサスと牛が飛んでいく」だそうです。
・街での魔女アピール失敗シーンの中で、英語で“スタジオジブリ”と書かれたバスがある。
・キキが旅立つ時に鳴った鈴は原作者角野さん希望のオリジナル、飛行船のシーンは宮崎駿監督オリジナルシーン。
・カットシーンで泊まる所が無い時に、時計塔で一晩過ごすシーンがあったらしい。
・キキの母コキリの客のお婆さんの名はドーラ…ってあれ❓ラピュタできいたことある名前…(笑)
…と以上ですが、まだまだありそうですね💦(>w< )

🎀最後に名言
名言では無いですが、スーパーマーケットのシーンで今までずっと「グラス(暮らす)って物入りね~」と覚えていました(笑)(|||_|||)ハズカシ
名言は沢山ありますが、私の中ではウルスラの言葉が印象的です。
「そういう時はジタバタするしかないよ。 描いて、描いて、描きまくる。」
「描くのをやめる。散歩したり、景色を見たり、昼寝したり、何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ。」
「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。 神さまか誰かがくれた力なんだよね。」
「絵、描くの楽しくてさ。寝るのが惜しいくらいだったんだよ。それがね、全然描けなくなっちゃった。描いても気に入らないの。それまでの絵が誰かの真似だって分かったんだよ。どこかで見たことがあるって。自分の絵を描かなきゃって…。」
仕事で悩んだり、見失ったりするとこのウルスラの言葉が特に心から伝わりますね。(´・ω・`)
でもやっぱり、魔女宅と言えばこの言葉。d(*ゝωб*)
「落ち込むこともあるけれど 私この町が好きです。」
あっくん

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