映画館でリバイバル上映していたので鑑賞😊
新海誠監督初の長編アニメーション作品。
2004年制作。
ヒロキとタクヤは2つのものに憧れていた。
1つは、同級生の沢渡サユリ。
もう1つは国境の彼方にそびえる塔である。
「いつか絶対に行くんだ」
2つの想いを胸に2人の少年は飛行機“ヴェラシーラ”を組み立てる―。
空や雲、差し込む光など、丁寧な情景描写は相変わらず。
色使いも綺麗で、今の新海作品を彷彿させる。
人物描写なんかを観るとわかるけど、昔と比べて今の新海作品はもの凄く進化してるんだというのが、よく分かる。
「ずっと…ずっと探してた」というセリフのシーンは、『君の名は』を彷彿させるような場面でした。
物語は、学生時代と3年後の世界の2部構成。
学生時代は、ノスタルジーと青春を感じさせる作りでどこか温かい世界観を演出していましたが、同時に分断された社会・戦争の影響も描いており、3年後の世界では、それが作品の世界観に暗い影を落としているように感じました。
平行世界という言葉も出てきており、サユリと塔が繋がっているという話の展開も含めて、解釈が結構難しい作品ですね。
声優を務めるのは…
語りと藤沢ヒロキ役が、吉岡秀隆さん。
白川タクヤ役が、萩原聖人さん。
二人の声は、なんかとても新鮮な感じで、作品の世界観にも合っていて、とても良かったです(^^)