あっくん

幸せへのまわり道のあっくんのレビュー・感想・評価

幸せへのまわり道(2019年製作の映画)
4.5
現在溜まっている気になった作品を消化中です🎶(. ❛ ᴗ ❛.)

🧸あらすじ
1998年、ロイド・ヴォ―ゲルは雑誌記者として華々しいキャリアを積み、今は愛する妻と生まれたばかりの子どもと暮らしているが、ある日姉の結婚式に招待され、式場で絶縁していた父・ジェリーと再会を果たす。
ロイドは、家庭を顧みず自分たち姉弟を捨てた父を許せずにいた。

数日後、ロイドは編集部の依頼で、子ども向け番組の司会者として人気者だったフレッド・ロジャースに関する記事を書くため、彼の仕事場を訪ねる。
フレッドは、ひと目見ただけなのに、ロイドが抱えている家族の問題や心の葛藤を感じとり、やがて2人は取材の名目を越えて、公私共に交流を深めていく……。

🧸感想
本作のテーマは癒しと許し…そして怒りのコントロール(アンガーマネジメント)。そしてフレッドロジャースと交流したある記者の実話物。
現実の風景から手作りのミニチュアな街の風景と混ざり合う子供風のファンタジックな世界観の演出もGOOD✨✨(๑•̀ㅂ•́)و

人と人とで心の傷が再生していく王道ながらも、すごく優しい空間で、観ていると不思議と心地よいヒーリングムービーです🎶
それはフレッドロジャースの柔和な口調や優しい雰囲気、否定せずに常に前向きに語りかける姿だからこそだと思います✨(トム・ハンクスがドハマり‼️アカデミー賞助演ノミネートも頷ける‼️)(*´艸`*)

過去に抱えた怒りや確執はそう簡単には消える事は無い…。だけど自分から一歩向き合った事で、もしかしたら良い意味で自分が成長して変わるかもしれない…。未来が明るく変わるかもしれない…。
フレッドロジャース自身も悩みを抱えては、所々で自分のアンガーマネジメントを行う姿…。フレッドの奥様曰く、人並み以上に努力している事には考えさせられます…。(特にラストシーンには秘められた思いが隠されてるかもしれない…。)
人生を向き合って見つめ直すヒントが隠され、そして何が大切なのかを色々と考えさせられる素敵な作品でした🎶( ꈍᴗꈍ)

🧸フレッドロジャース
アメリカのテレビ番組の司会者で、主に就学前の子供向け番組シリーズの制作、司会、楽曲の制作で有名であり、彼の心優しく、礼儀正しいソフトな語り口調と視聴者への実直な態度で人気を博し、アメリカの子どもたちの娯楽と教育の象徴となった人物。

フレッドロジャースの名言として
・“痛みを伴わない人生なんてない。問題に立ち向かってこそ、私たちは成長する。”
・“ストレスを感じてる中で、私たちがお互いにできる最善のことは、耳と心傾け、私たちの質問が私たちの答えと同じくらい重要であることを確認すること。”
・“出会った人たちの人生に、自分がどれほど大きな影響を与えるかを自覚してほしい。あなたは、思いもよらない相手に対して、重要な存在になることがある。誰かと会うたびに、あなたは自分の何かしらを相手に残しているのだ”
……等、心に残る名言ばかり✨( ꈍᴗꈍ)

🧸キャスト陣
・監督はマリエルヘラー(ある女流作家の罪と罰)。
・フレッドロジャース役のトム・ハンクス(ターミナル、ダビンチコード、天使と悪魔)
・ロイド役のマシュー・リス(ドラマのジ・アメリカンズ、私の婚活恋愛術)
・ジェリー役のクリス・クーパー(遠い空の向こうに、シービスケット)
・ロイドの奥様役のスーザン・ケレチ・ワトソン(ドラマのthis is us)
・個人的に嬉しいのは、ジェリーの現奥様役は大好きな作品“天使にラブソングを”シリーズの若き修道女メアリーロバート役で有名のウェンディ・マッケナ✨✨(ここ重要‼️レアですね✨)(人´∀`)
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