こばまさ

僕の特別な兄弟のこばまさのレビュー・感想・評価

僕の特別な兄弟(2018年製作の映画)
3.8
ずっと観たかったのに、何故か温める気もないのに数ヶ月も温めていた作品。
気付けば韓国映画も2週間振り。
それでは、存分に韓国語を堪能しよう👂


-頭脳明晰なセハ(シン・ハギュン)は、身体障害があり車椅子生活を送っている。
一方、運動神経抜群のドング(イ・グァンス)は、知的障害がある。
2人は幼い頃に施設で出会い、20年間共に暮らすことで、血の繋がった兄弟以上の強い絆を築いてきた。
しかし、ある日突然ドングの母親が2人の前に現れ、ドングを引き取ろうと…
親権を巡る裁判の末、2人は離れ離れになってしまうのか-

“人はこれを、一心同体と呼ぶのだろう”


久々きたよ…間違いないやつ!!
先日観た『余命10年』で、体内にストックしてた水分(涙)を全部出した後じゃなければ、これもなかなかの号泣案件でした。


首から下が麻痺し、全く動かせないセハ。
思考能力は、5歳児のままのドング。
そんな2人が、互いの足りない部分を補い、助け合って生きていた。
片方が障がい者で、片方が健常者というパターンはよくあるけど、このパターンは初めて…あ、『オアシス』も設定としては少し被るのかな?(いや、違うな

この作品の良いところは、そんな2人を蔑むのではなく、時に有能に、時にコミカルに描いている。
もちろん、障がい者としての周りからの偏見もあるけど、焦点はそこではなく、あくまでも主演2人の絆。

そんな、お兄ちゃん的役のシン・ハギュン。
シリアスからコミカルまで、その役の幅は計り知れない彼だが、本作の演技はまた過去イチ?ぐらい素晴らしかった!

そして、弟ポジションのイ・グァンス。
彼は初めて観た時からコミカルな役が多かったけど、一皮剥けたよ!
ここまでやってくれるとはね!
ラーメンをふーふーしてセハに食べさせる、と見せかけて自分が食べるシーンは今年1番笑ったかも。

そしてそして、ここからが本番です!
ワタシの推し、イ・ソム!待ってましたイソムマン!
もう、再生した時点からイ・ソムの登場を今か今かと待ち侘びて…開始15分(意外と早い
とにかく、そのスタイルの良さと足の長さに目がテンになった…
いや、久々に見たらやっぱりスタイル抜群だし可愛いし、もうそれだけで心が満たされた寂しいアジョシはワタシね。
いやいや、マジメに彼女の演技もキャラもめちゃくちゃ良かった。


とにかく、笑えて泣けてほっこりも出来るのに、ちゃんと芯のある作品。
最後は急に終わった感も否めなかったけど、ダラダラ引っ張っるよりは潔い!
脚色はかなりしてそうだけど、実話らしいのでそこにも注目!

やっぱり韓国映画、チョアヨ〜📢
こばまさ

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