あっくん

カセットテープ・ダイアリーズのあっくんのレビュー・感想・評価

4.6
以前から気になっていた作品で、個人的に好きな監督さんの作品です🎶(*´ω`*)

🎧あらすじ
1987年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに心底嫌になりながらも逃げ場もなく、鬱屈とした思いを抱えていた。
ある日に父親が仕事を解雇された事を知り、絶望した時に聞いたブルース・スプリングスティーンの音楽を知った事をきっかけに、彼の人生は新しい音色とともに変わり始める。

🎧感想
当時の時代背景でもある移民問題やサッチャー政権による改革、経済格差や男女・人種差別等の逆境に向き合いながらも、沢山悩みを抱える主人公の繊細な心と暗い日常が一気に爆発したかの様に、音楽と歌詞、言葉からパワーがもらえる希望への青春実話映画ですね✨✨(*´艸`*)
(実話とは知らなかった〜💦💦(゚д゚))
主人公だけじゃなく、家族や親友、恋人や先生一人一人のキャラクターの気持ちを丁寧に描く影響で物語に良いスパイスとなり、特に家族を支配する強烈な頑固おやじとの衝突とで向き合う姿にはグッとくるものを感じます💦
王道ながらも光を照らす様な素晴らしい作品だと思います✨✨( ꈍᴗꈍ)

🎧音楽について
歌われた音楽は青春群像の描写から社会的なテーマまでを歌詞に織り込む等で、労働者や若者の声を代弁する存在のブルース・スプリングスティーン(ボス)。
私自身はブルース・スプリングスティーンは余り詳しくなく、ただ一流の歌手が揃った“we are the world”の中で力強く歌ってた記憶が残っています。( ´∀`)

ブルース・スプリングスティーンの名曲ばかりが流れ、本作とシンクロして心に響くとも感じました。
影響力がありすぎて若干押しが強く感じますが、でもそれぐらい夢中になる事って凄く幸せな事だと思いました🎶( ꈍᴗꈍ)
私自身も沢山の素敵な映画や音楽と出会って、好きすぎて周りが見えなくなっちゃう時期だってあったりしましたね💦(;ŏ﹏ŏ)
観ていて色々と思い出しながらも凄く共感しちゃったと同時に、人生のターニングポイントを見つける事の大切さを実感しました‼️(๑•̀ㅂ•́)و

🎧サッチャー政権時代の映画
逆境に立ち向かうイギリスのサッチャー政権時代の映画で思い当たるのはやはり炭鉱映画。
ヒューマンドラマ+炭鉱は私の中では最強の相性とも良い、“パレードへようこそ”や“リトル・ダンサー”、別世界枠では“遠い空の向こうに”、“フラガール”等が挙げられる。
本作は炭鉱映画ではないものの、差別やリストラ等の経済格差と通じるものがあり、そして頑固おやじと素敵な先生が高確率で付き物ですね💦(笑)(;ŏ﹏ŏ)

🎧キャスト陣
監督は少ない作品ながらも、当時まだ知名度の少ないキーラ・ナイトレイやアーロン・テイラー・ジョンソン等の出演作品があったインド系女性監督グリンダ・チャーダ(ベッカムに恋して、ジョージアの日記 ゆううつでキラキラな毎日)。
主人公ジャベド役にヴィヴェイク・カルラ(ヴォイジャー)
恋人イライザ役にネル・ウィリアムズ(ゲーム・オブ・スローンズ)
幼馴染で親友役のマットにディーン・チャールズ・チャップマン(1917 命をかけた伝令、ゲーム・オブ・スローンズ)
教師クレイ役にヘンリー・アトウェル(プーと大人になった僕、エージェント・カーター、待機作にミッションインポッシブル7・8)等。
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