足らんティーノさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

足らんティーノ

足らんティーノ

ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

「時々僕は自分を見て 分からなくなる 誰を見ているのか なんて言うか そいつに届かない みんなと同じになるよう そいつを変えたいけど 方法が分からない だから結局僕は ここに こうしてるしかない こん>>続きを読む

鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

4.0

癖強ヤクザたちに追われる鮫肌男と桃尻女のコミカルでスタイリッシュなバイオレンス逃避行。

小日向しえの演技はイマイチだけど、とにかく浅野忠信がかっこいい。
車の中で小日向しえが見た夢を語るシーンで浅野
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.9

想像を超えてくるボディホラーはもちろん、ビデオシンドロームという医療系SFを、哲学的で政治的で宗教的な善と悪の二項対立で漫画チックに描くのはいつものクローネンバーグ節で、今回はそれにメタ要素を加えた感>>続きを読む

ハロウィン6 最後の戦い(1995年製作の映画)

3.5

オリジナルシリーズの最終作の6だけ配信やレンタルがなく、一応ブルーレイでソフト化してるんだけど、プレ値になっててバカ高い。
しかしレビューでビデオマーケットにあると書いてる方がいたのでさっそく視聴。
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ファブリック(2018年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ホラーの古典的な題材を、芸術性の高い映像で表現しつつ、その内側にコメディを含んだ、かなり観る人を選ぶ作品。
赤いドレスを来た人が胸に発疹ができて、奇妙な夢を見て、そして死ぬという形式で、前半と後半の2
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トラスト・ミー(1990年製作の映画)

3.7

信じてるから愛してる。
オフビートなラブロマンス

危険だけど誠実だった人が、愛する人のために自分を偽って「鈍く」なったのは、愛はあるけど信頼がないから。

結婚を決めたけど、同時に中絶を決めたのは、
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ハロウィン5 ブギーマン逆襲(1989年製作の映画)

3.7

マイマイに執着するルーミスの狂人っぷり、ジェイミーの絶叫っぷり、ティナたちのビッチっぷりが良くて意外と面白かった。

前作でもマイマイのマスクで、本当のマイマイかどうかが分からないってシーンあったけど
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

石坂浩二の金田一耕助シリーズ第1弾。
不幸な親子愛。

青沼静馬と佐清の入れ替わりには気づいて、てっきり2人はグルで松子もそれを承知なんだと思い込んでいたから、「真犯人の知らない事後共犯者」とは思わな
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

『永遠のこどもたち』『インポッシブル』でバヨナ監督とタッグを組んできた脚本家のセルヒオ・G・サンチェスの初監督作品。

いくつかの謎や不可解を提示して、それを少しずつ解決しながら物語を進行し、どんでん
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(2007年製作の映画)

3.7

15歳のグザヴィエ・ドランが、家族と共に避暑地を訪れた思春期の少年を好演した役者デビュー作。

短い作品ながらも、セリフを極力減らし、思春期の少年の心のちぐはぐを見事に表現していて、美しいカットや、煙
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ハウリング(2013年製作の映画)

3.8

『ドロステのはてで僕ら』と同じ設定、同じ展開のパイロット版的な短編作品。

やっぱり面白い設定。

2023-ShortFilm/1

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

細かいところは分からなくても何となく、最後に主人公は自分が10月2日に死ぬことで、その後に大切な人が死ぬのを阻止したんだろうな、というぐらいの理解だったけど、裏設定があることで有名な映画なのは知ってた>>続きを読む

ハロウィン4 ブギーマン復活(1988年製作の映画)

3.4

2の10年後を描いた正統続編。
なんの繋がりもない3は一体なんだったんだ。

そして何故かローリーは死んでて、今回マイマイの標的になるのはローリーの娘のジェイミー(この時点でだいぶガッカリ)。

2の
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

小さな漁船の甲板、魚艙、機関室、船室だけの限られた空間と、朝鮮族を密航させるというシンプルな筋書きで、極限状態に陥った人間が、まわりが見えなくなり狂っていく様を、緩急や長回しの臨場感を巧みに使い描いた>>続きを読む

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.1

"愛の世界"には相容れない孤独な怪物たちが愛によって解き放たれるロードムービー。

このグロテスクなファンタジーは、ファンタジーだからこそ、多様性の名のもとに誰もが孤独な現代に普遍性を持つ。

80年
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(r)adius ラディウス(2017年製作の映画)

3.5

主人公に近づいた生物は即死。
しかし主人公の傍にある女性がいる時はその能力が封印されるっていう、なかなかの厨二病ルールのおかげで低予算で製作できたんだろうなと。
ただ、そのルールだけの作品かと思いきや
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拷問男(2012年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

娘を殺した弟に正義の拷問見本市

主人公(娘を殺されたお父さん)の演技は良かったし、拷問中の弟の表情、グロ描写、そして拷問の多様さが見どころ。
気道に棒を突き刺して喋れないのもポイント高い。

色々な
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ゾンビの中心で、愛をさけぶ(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ソリッドシチュエーション・ゾンビ・ラブロマンス

序盤の「順番にいこう」とかテンポがよくて、麻薬常用からの、訪問してきたご近所さんとの微妙な空気感とか早く出ていってもらうために嫌がらせしたり、女同士の
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

頻発する異常気象から人類を救うために世界中の国が団結して、地球規模で気候をコントロールするシステムをつくったっていう冒頭が面白い。
それが政治的な思惑で兵器として悪用され大災害が起こる。
ビーチが突然
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クランスマン(1974年製作の映画)

3.8

黒人選挙権のデモを目前に奮い立つKKKとその町の保安官の対決を描いたテレンス・ヤング監督作品。

自分の選挙や、息子を士官学校に入れるためにKKKの団員といざこざを起こしたくない葛藤を抱える保安官。
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

"孤独な無神論者"の中年女性がアンドロイドの完璧な伴侶と過ごして感じること。

過去が未来をつくる。
理想の相手が少女の頃の淡い片思いの人だったと気づき距離が近づく。
しかし。

ボタンひとつで夢が叶
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観察者(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「私 何してるんだろ」

"深淵をのぞく時"の例え

現代人は簡単に私生活を覗かせる権利を与えている。という寓話の写真展。

鳥は上から見ている、の伏線。

オープニングの始まり方からまず好きだった。
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

仮面ライダー素人の自分としては、詰まったこだわりをひしひしと感じつつ、西野七瀬のハチオーグ戦くらいまではテンポよく進んで面白かったんだけど、その辺からの感傷的なドラマパートが長ったらしく感じた。

2
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.1

情熱。
それと、満足と不安。

「でも想いを抱き続ける。いつまでも。死ぬまで」

自由人なレア・セドゥと堅い家に育って刺激を求めていたアデルが、運命的に出会い、哲学的に愛し、悲劇的に別れるまでを情熱的
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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トム・ハンクスが謎解き名所観光のついでに世界を救うシリーズ第3弾

暗号を解いていって、途中で「いや、やっぱりここじゃなかった」って言う毎度のパターン。
だけど、中盤くらいまで金持ちが仕掛けた劇の中で
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天使と悪魔(2009年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

科学を信奉する闇の秘密結社イルミナティのメンバー(という設定の)ベルニーニの彫刻を巡りながら、イルミナティの秘密のアジトを探して、反物質爆弾からコンクラーヴェ中のヴァチカンを守る話。

ダ・ヴィンチ・
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

謎解きにつぐ謎解きで、とにかく情報量が多いので吹替で観て正解だったかも。
字幕で観てたら疲れてたと思う。

事実と仮説がパズルのように巧みに組み立てられていて、「異教」は福音書をめぐる紛争の中で、イエ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.3

完璧な生態系を"はずみ車"のように回すと、自然の多様性と人間の耕作が共存可能であることを実証して見せた夫婦のドキュメンタリー。
「害獣」はひとつの側面からしかその動物を見てないってことや、被覆植物の重
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アンホーリー 忌まわしき聖地(2021年製作の映画)

3.5

神のそばには穢れがつきまとう。
神が教会を建てると隣に悪魔が礼拝堂を建てる。

悪魔のマリアに魅入られた少女が奇跡を起こす話。

聖地ビジネス。

ホラー表現はイマイチ。

2023-164/字幕

バード・ボックス バルセロナ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

終末をもたらすのは天使か悪魔か。
「羊の皮をかぶった偽の預言者に注意せよ。その内側はオオカミだ」

宗教的側面や、ディザスターシーンも大幅にグレードアップして、内容的にも前作では曖昧だった部分がかなり
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.6

2回目の鑑賞。
クワイエットプレイスと同じような時期に公開された同系統の制限系スリラー。
「心に闇を抱えた人」は見ることが出来て、そしてそれは象徴的で、悪魔崇拝みたいな、その宗教を絡めた感じが良かった
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MAMA(2013年製作の映画)

3.7

デル・トロ製作総指揮、リメイク版『IT』のムスエキティ初監督作品。
ジェシカ・チャステインが売れないロックミュージック役で、ニコライ・コスター・ワルドーが売れない画家役で出演する。

親の死から5年間
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

夫婦のセックスをエスターが目撃するっていう前作と同じシーンを挿入することで、似たような展開になると思わせて、実は家族の方も娘が実際には死んでる(兄が兄妹ゲンカで殺した)ということを知っててエスターを迎>>続きを読む

マッドストーン(1974年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

『マッドマックス』の原型とされる作品。
「バイクっていいよな」って言い合うだけあんまり意味の無いシーンがあったり、黒幕の正体は最後まではっきりしないし、暴走族が狙われる理由もよく分かんないけど、暴走族
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モルグ 屍体消失(1994年製作の映画)

3.6

1400Mark
ユアン・マクレガー主演『ナイトウォッチ』のリメイク元。
未DVD化なのでVHSで鑑賞。

モルグの夜警のバイトをはじめた大学生の周りで起きる異変を描いたサスペンススリラー。

今やデ
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スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.7

格ゲーとかアメコミとか厨二サブカルをごった煮にしたエドガー・ライト流 超絶ポップなキル・ビルみたいな作品。

2023-156/字幕