【村上春樹の小説がフランスでアニメ化】
横浜フランス映画祭2024で村上春樹の小説をアニメ化した『めくらやなぎと眠る女』が上映された。知人が昨年の年間ベストに入れていたので気になって観たのだが、そこま>>続きを読む
【絞り出される移民像としての団地の狭い空間】
フランスの団地映画ことバンリュー映画もとある変化が起きている気がする。『GAGARINE/ガガーリン』と本作を観ると、パリ郊外の団地が老朽化を迎えており解>>続きを読む
【贋作を真とみなす者へ鉄槌を】
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https://m.youtube.com/watch?v=g7A_wzbSr28
巷で「おしりたんてい」の新刊「おしりたんてい あらたなる かいとう」がダ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【実存の危機に陥る時、人は加虐的/自虐的となる】
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https://m.youtube.com/watch?v=PjZsmKE9XdU&t=5s
公開前から話題となっていた『デッドデッドデー>>続きを読む
【生成AIによって融解した境界の中で我思う故に我あり】
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https://m.youtube.com/watch?v=05BgRHzoUFo
横浜フランス映画祭2024でベルトラン・ボネロの>>続きを読む
【ディスプレイ画面によるサスペンス】
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https://www.youtube.com/watch?v=03DUIIJ_P1c
想像以上に面白かった!ディスプレイにより生み出されし「新たな眼>>続きを読む
【撃たれぬ銃の均衡】
カイエ・デュ・シネマベストに入った『ピストルと少年』を観た。想像と違った作品ながら面白く観た。
銃を拾った少年は、薬局に強盗へ入る。白昼堂々、ショーウィンドウに人がいるにもかか>>続きを読む
【251分の拷問】
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https://www.youtube.com/watch?v=03DUIIJ_P1c
TBSドキュメンタリー映画祭でA24×スティーヴ・マックィーンの4時間を超える作>>続きを読む
【アイヒマンは決して凡庸な悪なんかじゃない】
クロード・ランズマンのDVD-BOXがプレミアついており、10万円ぐらいする。6万円ぐらいで売っているのがあったので買った。お目当ては『不正義の果て』であ>>続きを読む
【孤独を癒すため、タクシー運転手を家に招いた】
第74回ベルリン国際映画祭で『白い牛のバラッド』マリヤム・モガッダム、ベタシュ・サナイハの新作が上映された。イラン当局からパスポートが没収され、現地入り>>続きを読む
【自己を隠すための他者への渇望】
アンディ・ウォーホルの映像作品について研究しようと思って、ドキュメンタリー作品『アンディ・ウォーホル/コンプリート・ピクチャー』を観た。彼の意外な側面を感じ取った作品>>続きを読む
【あまったフッテージを並べて映画ができると思うでなかれ】
久しぶりにMUBIを観たら、『CAMERAPERSON』が来ていた。本作は国際的に評価が高い一方で、日本のシネフィルの間では酷評されている作品>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【意図的な関心領域圏外】
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https://www.youtube.com/watch?v=w5eCNqucnZo&t=3s
第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門でグランプリ、第96>>続きを読む
【】
ソ連映画のモンタージュはやはり面白い。機銃を撃つ運動と業務用ミシンを操作する運動を重ねるのには慧眼であった。
【】
第96回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート作品。中国と台湾を結びつける場所かつ分断する場所である金門島を軸にS. Leo Chiangが歴史を振り返る内容。20分で語るにはあまりにも短>>続きを読む
【】
第96回アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート、ロサンゼルス・タイムズ枠。楽器修理屋の思い出話が語られるドキュメンタリー、ただ思い出話を並べただけって感じで退屈であった。
【コミュニティバンクの重要性】
アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞ノミネート常連The New Yorker作品。銀行は「持続可能なビジネスの見込みがあるか」で判断する。そこから溢れてしまった人を支援>>続きを読む
【】
第96回アカデミー賞短編映画賞ノミネート作品。突然、家族を奪われた男の喪失を描く内容。だが、娘と母親の亡くなり方が不自然で、その後の展開もあざといとしか言いようがなく全く乗れなかった。
【うわっ女王が死んじゃった!!】
第96回アカデミー賞授賞式に併せてNetflixアニメ『ニモーナ』を観てみた。
騎士任命式にて剣を受け取ったバリスターだったが、緑の光線が暴発し、女王が死亡するショ>>続きを読む
【心象世界はセピア色】
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https://www.youtube.com/watch?v=DvNvClLWBjo&t=68s
第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に初めてネパール映>>続きを読む
【】
ロバート・クレイマー連続して観ているのだが、楽しみ方がよく分からず。
ただ、『マイルストーンズ』と併せてみると、あの時代において虚無を埋める運動に「ろくろを回す」があるのが興味深い。
今の日本>>続きを読む
【ジョナサン・グレイザーの外しテオレマもの】
『関心領域』公開に併せ、ジョナサン・グレイザーの『記憶の棘』を再鑑賞した。前回、観た時は退屈でよく分からない映画のイメージが強かったが果たして今回はどうな>>続きを読む
【公共スペースで親密さが生まれる】
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https://www.youtube.com/watch?v=7K99ZE8KQtQ&t=6s
『わたしたちの家』の清原惟新作が公開されたので観てきた>>続きを読む
【失業なう、求職中、ライバルは銃でナイフで消してしまえ!】
大企業は、コスト削減のために工場を海外に移転させることがある。本作で登場する製紙会社は、コスト削減のためにルーマニアに工場を移転する。主人公>>続きを読む
【ゴダールは銃を誤魔化す】
2月からずっとジャン=リュック・ゴダールの作品を追っているのだが、原点に戻って『勝手にしやがれ』を観ることにした。中学生の時に観ているのだが、よくわからない印象があった。今>>続きを読む
【】
ベルリンの壁崩壊後に、西側へ渡ろうとするシンプルな内容なのだが、やたらとハイコンテクスト。というよりかは、ジガ・ヴェルトフ時代から扱っている内容と大きく異なるので、点を繋いで観ることが難しく結果>>続きを読む
【植物学者兼小説家の修羅場とは!?】
Amazon Prime Videoにはクラシック映画がたくさんある。マルセル・カルネの『おかしなドラマ』を観たら、想像以上に面白かった。
本作において冒頭のシ>>続きを読む
【いくらなんでも非創作者をバカにしすぎでは】
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https://www.youtube.com/watch?v=IWjgS7z3XOI&t=864s
アカデミー賞シーズンですね。ここ最近はあ>>続きを読む
【世にも珍しい人形浄瑠璃映画】
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https://m.youtube.com/watch?v=q6meyRrJcOM&t=994s
国立映画アーカイブの特集「日本の女性映画人(2)――197>>続きを読む
【溢れんばかりの愛情】
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https://m.youtube.com/watch?v=q6meyRrJcOM&t=994s
国立映画アーカイブの特集「日本の女性映画人(2)――1970-19>>続きを読む
【】
人は想像したり、特定の瞬間を凝視する時、時間が伸びる。ゴダール商業映画復帰作では、クールなサウンドの中で停止、スローモーションを多用することにより、人生の中で引き伸ばされる時間を捉えようとしてい>>続きを読む
【オラに西遊記を観せてくれ!】
ヒューマントラストシネマ有楽町で開催されているペマ・ツェテン特集に行ってきた。あらすじも調べずに『静かなるマニ石』を観たのだが、これが変な映画であった。
まさか「西遊>>続きを読む
【西の魔女と戯れてみた】
映画呑み部の議題に選ばれていたので急遽観に行った。想像と全く異なる作品で度肝を抜かれると共に、あまりの心地よさにウトウトしてしまった。それでも素晴らしい作品なので軽く語ってい>>続きを読む
【】
ゴダールの劇映画はそんなに得意ではない。『ザ・キラー』がメルヴィルをやろうとして饒舌すぎるダメダメさがあったのだが、やるならゴダールの回想システムを引用すべきだったなと思う。撮影コスト高い、暴力>>続きを読む
【静かなる饒舌さ】
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https://www.youtube.com/watch?v=_LX3HEA5u_8
スクリューボールコメディとして一切の無駄がなくて凄い!冒頭から、中途半端な間合い>>続きを読む
【抽象的に血塗られた遺言状】
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https://m.youtube.com/watch?v=Fsa1jDfi1Sw
顔、手、赤いインクがついた紙切れが映し出され、次にポスターにあるジャクソン>>続きを読む