あーさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

あー

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東京画(1985年製作の映画)

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ドイツ出身のヴィム・ヴェンダースまでも心酔させる小津安二郎の映画にうつる東京
日常を感じさせる瞬間を映画内に差し込むことで現実離れした映画と現実がくっつく現象を起こすのが小津の凄さという理論は超納得だ
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったやつ!
訳分からんことに巻き込まれまくって踏んだり蹴ったりなブシェミが良すぎる
小ネタもおもろいし何も考えずダラダラ観るには最高の映画
小人といいグダグダなストーリーといいリンチ味ある
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

溝口で一番評価されている作品は日本だと『残菊物語』で海外だとこの作品な気がする
個人的には内容的にも尺的にもこの作品の方が好み
代名詞のワンシーンワンカットを可能にする縦横無尽に動き回る美しいカメラワ
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残菊物語(1939年製作の映画)

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全カット凄まじい
特に歌舞伎の複雑な建物の中を動き回るシーンと列車のシーンの横移動が美しすぎる
古き良き日本美が詰まってる

今までは冒頭の台詞から聞き取れなすぎて3回くらい挫折してたけど途中から慣れ
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

4.0

超優等生が作った映画って感じ
特にラストの鏡を使った未来と画面の分断がエモすぎる
ホアキンの演技なんか苦手なんだよな〜怒るシーンとか上手いんだろうけど過剰すぎる気がする

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

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良くも悪くもクー!
前半クー!だったけど途中からクー!すぎてクー!って感じ

花嫁人形(1919年製作の映画)

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面白いし可愛いけど期待しすぎたかも…
御伽話のような話にぴったりなセットは最高
花嫁の大群が追いかけてくるのは『キートンのセブン・チャンス』の元ネタかな
クソガキがクソガキすぎて良い

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

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ピエール・エテックスの作品はずっと観たくて楽しみだったけどジャック・タチみたいな優しいコメディで全然面白さ分からなくて残念
あとは代表作の『ヨーヨー』だけ観ようかな…

ダ・ヴィンチ・コード エクステンデッド・エディション(2006年製作の映画)

4.0

通常版は多分10年くらいに観ただけだからどのシーンが増えたかは分からなかったけど相変わらずキリスト教を懐疑的に深掘りする脚本が凄すぎるし面白い
シリーズの中でもこれが1番好き
ルーブル美術館とか去年イ
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.5

BSでやってたから三部作を久しぶりに一気見したけど相変わらずめちゃくちゃ面白い
もっと評価高くていいと思う



③2024/1/1

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

ただの100点ではなくて嫌なことで減点されても小さな幸せで加点されて100点になる感じがマジの『PERFECT DAYS』
心に沁みすぎて3回泣いた
SNSが発展して自分よりも幸せそうな他人と無意識に
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ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

4.5

三島由紀夫の著書3作を通して楯の会事件を起こし割腹自殺した「あの日」に迫る
演者の演技にこもる念と外連味あふれるセットが完璧に調和している白昼夢のような世界観が凄すぎてそれを観るだけでも価値がある
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嵐電(2019年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ良い〜最高
このゆるゆるな雰囲気がちょうど良く心地いい映画って案外ないんだよな〜
嵐電にまつわる伝説によって現実と虚構(過去や演技)が混ざり合い、自分の気持ちや恋愛の行方が変わってしまった
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.5

母の遺言によって存在しないはずの兄と父を探すことになった双子を追うミステリー
母の秘められた過去の出来事とその過去を追い求める双子の話が交互に進む構成で、途中までは珍しく鑑賞者だけが先に母の過去の出来
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小説家の映画(2022年製作の映画)

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ここまでくるとホン・サンスは終活してるのか?と心配になるレベル
もはやただの日常モキュメンタリーになりつつある
いつか物語性や映像へのこだわりなど全て捨てて(キム・ミニへの愛だけは残して)定点カメラで
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

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削れる/削るべきところが多すぎてドラマチックになりきれていない
宮崎駿の映画は映像の浮遊感は勿論だけど脚本が実はめちゃくちゃ凄いんだよな
他の米林作品が好きだったから期待しすぎたかな…

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.3

大好きなカウリスマキが監督引退宣言を撤回して6年ぶりに作った作品を劇場で観れた!それだけでも幸せ過ぎるけど作品単体としてもとても良かった
過去の作品と比べると省略と台詞のキレは落ちている気がしたけど、
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

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ドラマ面白かったから観た
相変わらず小ネタがおもろい
杉咲花可愛いけどあのキャラはイマイチだな
やっぱり榮倉奈々のキャラが最高だね

R指定に似てる人だと思ったらマジのR指定でびびった笑
他にも謎配役
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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

4.3

警察とヤク組織の殺し合い
小学校の前で銃撃戦ってだけで緊張感あるし全員が体を隠さないで撃ちまくる脳筋スタイルだから主役級のやつも死にまくるのが最高
聾唖兄弟まじでいいキャラ
耳が聞こえないという設定を
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しとやかな獣(1962年製作の映画)

4.7

『幕末太陽傳』がハマらず避けてた川島だけどこれはめちゃくちゃ面白い
金持ちに寄生して金を吸い取って生きる家族とそこから金を吸い取る悪女
まず小ネタがセンス良すぎる
アタオカジャズシンガーに対して言った
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火垂るの墓(1988年製作の映画)

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記録漏れ
3回くらい観てるけど毎回辛すぎて途中で辞めてしまう…

オズの魔法使(1939年製作の映画)

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様々な映画で引用されている伝説の映画をついに観た
ジュディ・ガーランドが撮影当時ヤクでラリってたって前情報も相まってビビッドな配色とケレン味たっぷりなセットで作られた悪夢のような世界観のクオリティが超
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フィルム時代の愛(2015年製作の映画)

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こういう映画が評価されて増えると最悪だなって思いながら観た(まあまあ寝た)
愛なんて大袈裟なもの撮らなくていいからまず映画を撮ってくれ

春の夢(2016年製作の映画)

4.0

前半めちゃくちゃホン・サンスだったのに途中からいきなりシュルレアリスム≒春の夢?
単純な話なのに重要な部分だけは全てはぐらかされてその謎が分かりそうになった時にまた謎が生まれる
ホン・サンスよりショッ
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沈黙のパレード(2022年製作の映画)

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個人的にイマイチだったのは愛する人のために行った自己犠牲による殺人が前2作ほど美しくないからかな
あと演出がちょっとくどいのと湯川の天才物理脳がそこまで活かされてないからこれなら別に他の探偵でいいやっ
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銀河鉄道999(1979年製作の映画)

4.0

ONE PIECEで言えばルフィがゴムゴムの実を食べてニカに覚醒して四皇を仲間にして世界政府だけでなくその裏にいる五老星まで倒すくらいのことをメーテルの交友関係の広さと鉄郎の出会いの運の良さによって2>>続きを読む

逢びき(1945年製作の映画)

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このテーマならルイ・マルの『恋人たち』が1番好きだけどリアルさはこっちの方が上
お互いが既婚なのに運命の出会いをしてしまったことで幸せと背徳感が交互に襲ってくる感じはリアルで凄いけどあまりにもナレーシ
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イメージの本(2018年製作の映画)

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ブニュエル、フェリーニ、ムルナウ、ロジエ、ヒッチコック、キートンなど(もちろんゴダール自身の作品も)挙げればキリがないほどの世界中の映画や絵画、ニュース動画のモンタージュによる映画史と人類史
相変わら
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

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薄味ゆるふわコメディ
相変わらずジャック・タチの映画はストーリー性はほぼ無いので途中でどうでも良くなる

シックス・センス(1999年製作の映画)

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ジョジョを読んだ時にネタバレくらったから今まで観る気なくしてた
オチを知ってたからかそこまでだった
ネタバレによって映画の貴重な一回性を失うのはやっぱりきつい…

茄子 スーツケースの渡り鳥(2009年製作の映画)

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一作目ほどではないかな
自転車レースは面白いけど肝心のストーリーがいまいち
色々やりたいこと詰めすぎて中途半端になっちゃってる感ある

茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.0

50分とは思えない満足感
期待以上に面白くて最高だった
U-NEXTの見どころ欄ではジブリで作画監督を務めたって書いてあるけど絵柄がジブリよりも浦沢直樹に似てるなって思って調べたら高坂希望太郎って人は
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渚の果てにこの愛を(1969年製作の映画)

4.0

荒野で遭難しそうになって水をもらおうと民家に侵入したら何故か知らない家族の知らない息子として迎え入れられた男の末路
とにかくブラコン妹役のミムジー・ファーマーの笑顔と脱ぎっぷりが最強すぎる
こんな妹い
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インソムニア(2002年製作の映画)

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良くも悪くも午後ローとかで何回もやってそうなタイプの映画だな(冒頭の裸はカットで)
結構面白いんだけどアル・パチーノの銃の構え方がダサすぎて萎える
他の映画でもめちゃくちゃ銃使ってるのになんでよ
これ
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