あーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.0

青春の全ての中心だった「佐々木」について
いつもふざけてて明るい奴の家庭が複雑だった経験は自分にもあるから佐々木により感情移入してしまった
佐々木のホモソすぎるノリとアホ行動は周りのためだけでなくなに
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淪落の人/みじめな人(2018年製作の映画)

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あのアンソニー・ウォンが半身麻痺のおじちゃん役のハートフル映画
人生は平等ではなくて自分だけに不運なことが起きることもあるけど、その時に支えてくれる人がいればその環境でも幸せを見つけ出せるし、支えてく
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復讐 THE REVENGE 消えない傷痕(1997年製作の映画)

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無理矢理設定追加して続編作った?
ほぼ全てにおいて前作の方が良かった
唯一銃撃戦の呆気なさはこっちの方が良い
良作だと思うけどこの系統の他の作品が良すぎて消化不良
エドワード・ヤン感が薄まって北野武感
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復讐 THE REVENGE 運命の訪問者(1997年製作の映画)

4.3

これに似た系統の黒沢清はどれも好き
邦画よりもフランス映画に近い省略
見せる/見せないが絶妙
なにより映画の中で強くて生き残るやつは全員死んでるのかと思うくらい人間的な感情が無いのが良い
常に緊張感が
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

「無くなった国」の叙事伝
登場人物たちが超ハイテンションで戦争と戦後を駆け抜ける3時間
やりたい放題しているように見えて外界との時間差の生まれ方が浦島太郎やリップヴァンウィンクルとも違って戦争(と裏切
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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

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榮倉奈々の無駄にクオリティが高い死んだふりシリーズは面白いけど全体的には微妙で寝落ちした
だからなんで死んだふりしてるか分かんないけどもう一回見ようとは思わない笑

砂漠の流れ者(1970年製作の映画)

4.3

今まで観てきた西部劇の中で一番異質だけど最高だった
細部にノホホンとした多幸感がここまで溢れてる西部劇は他にない
サブリミナル効果がありそうなおっぱいの演出バカすぎて好き
どん底から這い上がるために命
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仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

-

嫌われ者で窃視症の男に盗み見されてた美女が誘惑してくる真意とは…
短い尺で無駄がなくてどんどん話が進んでくのが良い
ヒッチコック『裏窓』とキエシロフスキー『愛に関する短いフィルム』に影響受けてそう
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

4.3

トリュフォーで一番好き
トリュフォーのコメディセンスが自分と絶望的に合わないからこのくらい無駄を削ってソリッドな演出にしてくれた方が良い
ワンナイト決めた後目が合う時に一瞬映像が停止する演出が古典的だ
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AREA(2021年製作の映画)

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河合優美目当てで観たから震災の映画とは知らなかった
あの出来事で負った心の傷を持つ人と社会に馴染めずただ病んでるだけの人では自殺の覚悟が違うことを間接的に示すつくりになっていて評価低いけど短編として上
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(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)

4.5

日活ロマンポルノの私的ベスト
親子揃って街娼なだけでなく実家で家族の目の前で客とセックスしてたり親の客を横取りして大喧嘩してたりととち狂ってる
イかれた描写が多いけど哀愁や優しさを感じられるのがこの作
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ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

ある主婦の3日間の記録(映画というよりは記録に近い)
主婦の行動を定点長回しで反復させてその中で生まれる肉体的・精神的な差異が何を生み出すのかをひたすら観続ける3時間半
意味わからないくらい長いけど確
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メリー・ゴー・ラウンド(1981年製作の映画)

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リヴェットの中でも好きな『パリはわれらのもの』の再構築版ということで観るのを楽しみにしてた作品だけど元ネタの方が好きだった
よくわからん世界観でのファンタジーゲームって感じなのはいつも通り
まじでリヴ
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

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トリュフォーの遺作
可愛い題名からは想像できないくらい本格的なミステリーで思ってたのと違う感ある
脚フェチなトリュフォーらしく主役を顔ではなく脚で選んでるってくらい脚が綺麗
この時代のフランス映画は制
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共犯(2013年製作の映画)

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同じ学校の美女の死体を偶然見つけた男3人が彼女の死の謎を探るミステリー
他の映画とは違う方に話が進んでいって面白かった
撮り方も凝ってて良かったけどちょっと演出がクドすぎた
韓国映画みたいな雨が降る

ラブホテル(1985年製作の映画)

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埠頭の長回しがめちゃくちゃ良い
相米慎二って神代の下で助監督してたのか!意外
挿入歌の山口百恵の「夜へ」が最強すぎる
たまにハッとするような良いシーンがあるけど全体的には微妙

黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

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ピンク映画の監督が撮るピンク映画の監督の苦悩
ロマンポルノに求めてるスピード感や情念みたいなものをあまり感じなかったからそこまでハマらなかったけど谷ナオミがエロすぎるから全然良い
ローラースケート立ち
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オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

-

人種や文化の違いの不可侵さは親子間でさえ現れて、東南アジアで生まれ育った人を強制的に白人教育しても肌の色も思想も白には染まらない
愛に溺れて一方的な感情が暴走するという点で『囚われの女』に似てるけどあ
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天使のはらわた 赤い淫画(1981年製作の映画)

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同僚に「バイト変わってくんなーい?」って言われた次のカットで脱がされ紐で縛られビニ本の撮影を強制的にさせられる
相変わらず物語の展開のスピード感がすごい
異物挿入がまさかの2回あるしそれが卵と机の脚は
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さすらいの恋人 眩暈(1978年製作の映画)

4.0

「氷の張った公演の池を泳ぐ女を男が池に入って助ける→家でセックスする」のスピード感が異常
日活ロマンポルノは登場人物が精神的ブレーキを無視して最短距離でエロに走るのが良い
どこまで行っても何をしても自
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

『ミツバチのささやき』ではフランケンシュタインを媒介として物事の境界が曖昧になったけど今回は父親
父親を特別で他の人が知らないことも知っていると思っていた時には様々なところに境界があったのに(施錠付き
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美少女プロレス 失神10秒前(1984年製作の映画)

4.0

オープニングのおっぱいに噛みついて「あんたAB型だろ?破滅の味がするんだよ!」で爆笑
それ以降もおっぱいと爆笑ポイントが何回も出てくる最高のロマンポルノ
タンポンを入れるとパワーアップする美少女が姉の
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エンゼル・ハート(1987年製作の映画)

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ワンちゃんがネコちゃんを威嚇→死体がうつる冒頭のワンシーンで絶対これ好きなやつ!って思ったけど観たタイミングが悪かったのかそこまでハマりきれなかった
中弛み感はあるけど唐突に死体とかおっぱいがいっぱい
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百色眼鏡(2003年製作の映画)

4.0

椎名林檎のMVという枠では収まらない大正浪漫の傑作
葛城楓の「本当の私は私が決めるの?あなたが決めるの?」という問いは歌手として公人扱いされて好き勝手言われたり書かれてしまう椎名林檎自身についてのこと
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

-

観るつもりなかったけど大好きな『ブルックリンナインナイン』でジェイク役をしてるアンディ・サムバーグが主人公と知って鑑賞
タイムループというプロットは色々な映画が擦りすぎてるから既視感があるのは仕方がな
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花とアリス(2004年製作の映画)

5.0

大好きな岩井俊二の中でも『花とアリス二部作』が圧倒的にお気に入り
少女2人の物語としてこれより美しくて面白い創作物は存在しないと思ってる
「君は」で始まる会話真似したい

①?
②2023/8/1
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Summer of 85(2020年製作の映画)

4.0

フィルムで撮るフランスは相変わらず美しい
ドランの『胸騒ぎの恋人』に似てる
「墓の上で踊る」という常人には理解できない行動の原動力が他人には理解されにくい同性愛なのが良い
この映画の裏テーマ的な「相手
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.0

再々鑑賞
スプリッターでイヤホン2個連結させるのデートで真似したな〜
『シング・ストリート』同様思い出と深く結びついている
最後のライブシーン何回観ても最高

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

5.6年ぶりに見返した
何十回も観てた高校時代の思い出もフラッシュバックしてきて死ぬかと思った
俺の人生のバイブル
とにかくサントラが神すぎる
絶対無理だとしても後ろを振り向かないでとにかく前に進むん
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.3

タバコ吸わないし子供使うしでそこら辺に沢山いるただのホン・サンスフォロワーでは終わらないぜ!っていう気概は感じるけど個人的には本家の方が好き
ただ、撮影はめちゃくちゃ良くてロケーションとカメラの置く位
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近松物語(1954年製作の映画)

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前半すごい好き
香川京子って綺麗と可愛いが共存してて最強
宮川一夫の美しい撮影も駆け落ちによく合う
最後2人とも全然晴れ晴れしてるように見えなかったから顔アップの方が良くないか?と思ったけど凡人素人の
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コロンブス 永遠の海(2007年製作の映画)

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『ノン』もだけどポルトガルの歴史に興味がないからかオリヴェイラの歴史モノはあまり好きじゃないけど、画面に映ってるものが多くてガチャガチャしていてもカメラを置く位置が良すぎて映像が美しいのは流石
主人公
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ラヴィ・ド・ボエーム(1992年製作の映画)

4.3

カウリスマキの中では絶望度高めだけど小ネタは相変わらず面白い
カウリスマキの作品では不幸な人でも泣いていることはほとんどないからこそラストでペロンパーの目にうっすらと浮かぶ涙に余計心打たれるし暗闇に向
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やぶにらみの暴君(1952年製作の映画)

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高畑勲や宮崎駿など日本アニメを牽引してきた映画人に大きな影響を与えた伝説のアニメ
ワンダーバードと呼ばれる鳥が出てくるし『君たちはどう生きるか』との関連性も気になって観たけど特にない
それよりも『カリ
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罪と罰(1983年製作の映画)

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ジム・ジャームッシュくらいデビュー作に監督としての個性が表れている
でも題材的に難しいからか持ち味である哀愁の中にあるユーモアが不発なのが個人的には1番残念
それでもデビュー作で『罪と罰』を題材に選ぶ
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