本当に何気なく観始めた本作は、究極のほのぼの癒し系ヒューマンドラマの傑作だった。
夢を追いかけ、高校生になるタイミングで田舎から上京した岩倉みつみ。不純物0で真っ直ぐなみつみが高校生活で周りの人と関わりながら、またその周りの人も同様に、着実に前を向いて成長してゆくさまは人間関係が生むことができる尊さそのもの。毎話観終わると、オアシスにいるような気分にさせてくれた。
みつみが初めて知る恋や友情の"味"を一緒に味わえた気がして楽しかった。
他人の心を一寸の狂いもなく正確に読み解くのは無理難題な話である。でも、大切に思う他人に対しては読もうと努力すること自体がその人間関係を良好にするには何よりも大事なんだと改めて思った。
みつみの他人に対するあらゆる姿勢は勉強になるし尊敬する。みつみだけじゃなく、そんなみつみに近寄ってきて仲良くしてくれる友人たちもまたそれぞれ尊い人間性が丁寧に描かれている。
素敵だなーってこんなにも何回も思わせてくれた本作で何気に推していたのは、ゆづとまことのコンビ。日に日に仲良くなってゆく中で、絶妙な距離感から生まれる2人の友情を垣間見れ、各々の心地良い雰囲気が物凄く伝わってきた。
