おちゃか

ハイキュー!! セカンドシーズンのおちゃかのレビュー・感想・評価

2.5
シーズン1に比べて、宮城県内のキャラクターが絡むようになって一気に幅が広がった。チーム戦だから当然なのだが、幅が出るのと同時に、キャラクターの描き分け、個性の違いを出すのができなくなってきている。
まずわかりやすいのが、外観に違いを出そうとして、メガネや髪型、髪色なんかはとにかく「違うもの」を必死で探すようになっている。逆にいうと外見以外での差別化ができない表現力だと思う。内面や個別の物語まで、手が出せないままキャラクターが増えていっているということだ。それと同時に、ひとりひとりにストロングポイントを作ろうとして、キャラクターがその場面でしかフォーカスされず、地味なのに現実では当然ある偶然やミスが描かれない。連携ミスやタッチネットなどは、常連校ではない烏野ではあってしかるべきだし、それがあるから派手なアクションが光るのに。

まぁそれなりに面白いのは面白いけど、深みが足りない。
おちゃか

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