くりふ

ウェンズデー シーズン1のくりふのレビュー・感想・評価

ウェンズデー シーズン1(2022年製作のドラマ)
3.5
【水曜日のジェナとティナ】

Netflixにて。ドラマシリーズは時間かかるし後回しにしているが、あのクリスティナ・リッチの“出世役”ウェンズデーがジェナ・オルテガでどーなる?…と1話だけ見てみた。…ら、そのまま8話までほぼ、イッキ見してしまった。

展開はアメドラあるあるな、謎ニンジンチラつかせ最後まで引っ張るタイプ。大した種明かしはないが、着地レベルは途中で予想つくし、逆に安心して見ていられる。

あのアダムス・ファミリーから、ウェンズデーをヒロインとして切り出し、母娘の確執を縦糸に、変人ゴス少女の探偵物語として展開させたこの鮮度!

クリスティナ・リッチの方が濃かったと思うが、無愛想美なジェナ・オルテガも見事ハマりました。8話ぶん出ずっぱりなので、程よく薄味なところがかえって、呑みやすい。

2話でもう、猫コスプレかい!萌えウケも狙っているねえ!…降参です。

かーちゃんにキャサリン・ゼタ=ジョーンズ!…彼女もそういうお歳ですか。しかしコチラもハマってますね。あの胸開きドレスが映えつつ、貫禄ハンパない。母娘のビジュアル・コントラストがお見事で、ただ眺めていても飽きません。

あとはやっぱ、影の主役、ハンドでしょう!彼?の活躍が本シリーズを支えている。ウェンズデーより働き者。体…じゃなく手を張ってます。で、キモさよりカワイさが勝っている。

あと、ルームメイトのオオカミ少女、そのぷくぷくプリティとのコントラストも鮮やか!

ティム・バートンが総指揮らしいが、今では彼のようなゴスセンスは当たり前にあるから、有り難みはあまり感じない。が、あの“怪物”デザインだけは、強烈にバートンでした。

物語はアメドラの中では単純な方では?お話しより、キャラクターに引っ張られます。やっぱりクリスティナ・リッチも出してきたかと思ったが、あの役回りで良かったのかはギモン。でも、シーズン2にも出そうだから、化けるのかも?…校長センセなんかもね。

シーズン2はまだ先でしょうが、割と気楽に見られるし、まだ付き合おうと思います。

<2022.11.28記>
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