Fitzcarraldo

ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 3のFitzcarraldoのレビュー・感想・評価

2.8
#27

クレア
「フランシス、現実的に考えましょ。あなたに次はないかも…だから私も備えたい」

フランシス
「私を信じてないのか」

クレア
「あなたこそ私を」

フランシス
「私は君を信じてる」

クレア
「なら約束通り指名して」

フランシス
「約束は守るさ。ただ今の政治状況を伝えようと…」

クレア
「私はもうすぐ50歳よ。そろそろ助手席から運転席に移りたい。今すぐ始めるわ。選挙は待たない。あなたが負けたら困るもの」

フランシス
「つなぎの大統領で終わる気はない。必ず勝利し、後世に遺産を残す」

クレア
「二人でね」


#28

フランシス
「F.D.ルーズベルトはニューディール政策で希望の時代を導いた。過激だと批判もされたが彼は、こう述べている。”米国には大胆で粘り強い実験が必要だ。良識に基づき新手法を試し、失敗したら率直に認め次を試す。とにかく試し続けることだ"挑戦することの意義を彼は誰より理解していた。彼の政策は成功したが、それが古くなる前に我々も挑戦しよう。計画が成功すれば、新たなアメリカン・ドリームができる。失敗したら率直に認め、次の案を試すまでだ。大切なのは、とにかく試し続けることです。我々の祖国に神の祝福あれ」




#30


フランシスとクレアの電話シーン


クレア
「いつものあなたらしくない。ミスは忘れて次の手を考えて」

フランシス
「おそらくマムードのせいだ。彼の言葉がこたえた。棺を覆う星条旗に、私が埋葬した兵士たち…そういった」

クレア
「やめて!嘆いたところで意味はない。話したければ付き合うけど、あなたが自分を疑うのは許せない」

フランシス
「あぁきみの言う通りだ。明日の朝、話そう」




#32

クレア
「あなたのは単なるエゴよ。自分の信条にこだわり愛する相手を苦しめてる」

コリガン(ロシアに捕まった男)
「相手の身勝手を許すのが結婚だとご存知のはず」

クレア
「わかってないのね」

コリガン
「結婚は自己犠牲だと?」

クレア
「結婚とは互いの尊重よ。彼の苦しみを尊重なさい」



#34

ダンバー(大統領対立候補の女性)

「私の基盤は、うちの子供たちよ。あなたが(ジャッキー)どうかは分からないけど、どんなときも子供を基準に考えるの。"もし、ウチが貧しかったら?あの子たちが必要な助けを得られなかったら?"世界の見方が変わるわ。子供たちの安全に比べたら、選挙戦なんて霞んで見える。母親になってそう感じたことは?」





フレディ(リブ屋の黒人)と孫がホワイトハウスに呼ばれて、フランクと面会した後…



「大統領になる」

フレディ
「そいつは無理だ」


「彼は、なれるって」

フレディ
「いいかよく聞け。あれは嘘だ。お前は大統領にはなれない。バスケ選手になれないのと同じさ。奴らは言う"キミもスターになれる"…と。たまたま身長に恵まれてたから言えるのさ。他には取り柄のない連中ばかりだ。ここは、お前の居場所じゃない。夢を持つのはいいが、実現できる夢にしろ。何でも信じるとバカを見るぞ」


「わかったよ」



フランクが視聴者に向かって語る。

フランク
「私が泳いだ話はウソだ。彼も気づいている。それでも書いたのは知ってるからだ。創造力も勇気のうちだと…」




#35

まさに現実に何度も起きているブラックライブズマターの要因でもある、警察官による黒人への理不尽な扱い。
つい一昨日にウィスコンシン州でジェイコブ・ブレイクさんが背中から7発も撃たれた事件が!
レミー・ダントンが、スピード違反でパトカーに停められ、大統領の首席補佐官だ!レミー・ダントンで画像検索を!と言っても、IDを!と一歩も引かない警官。IDを職場に忘れてきて証明ができないレミー。バッジもしてるし、画像検索を!と頼んでも譲らず、降りて下さい!と。

融通の効かない警官に、イライラしてきて顔写真を撮らせてもらう!と胸ポケットに手を入れた瞬間、二人から羽交い締めにされて、手錠をかけられる。

やはり、いい気持ちしない!
見た目だけで印象づけられてしまうのは、あまりにも理不尽。この辺の感覚は日本人には解り得ないと思う。

嫌な気分だ…



そして、レミー・ダントンは新婚のジャッキーのマンションへ。


レミー
「一体なにしに来たのか…」

ジャッキー
「何かあった?」

レミー
「速度違反で停められた。大騒ぎさ、黒人が高級車に乗ってりゃな」

ジャッキー
「ひどい」

レミー
「俺が誰か説明しても警官は信じない。自分でも確信がなくなった。手錠をはめられてると、まるで…すべて遠い幻に思えた。自分だと信じてた男は俺なのか…わかるか?」

ジャッキー
「動揺したのね」

レミー
「そうじゃない。君にはアラン。フランクにはクレアが…こんな時、俺には話す相手さえ…」

(このレミーの気持ち物凄い理解できる。特に結婚願望もないけど、圧倒的に理不尽なことや、自分の範疇を超えてしまい自分には理解することや考えることすらできない時に、どうしても誰かに話したい!誰かに聞いてほしい時がある!これはある!そういう時にジャッキーのような人がいたら救われるけどね!誰もいない時の空虚感たらない。その消化不良で胸がワナワナする!)

ジャッキー
「私がいるわ(と、レミーの腕に手をかける)来てくれて嬉しい」

(いやいや優しい!こんなの不倫の始まりやろ!)

レミー
「迷惑だろ…新居にまで」

ジャッキー
「迷惑だったら下まで来ないわ」

レミー、ジャッキーの頬を撫でーの、堪らなくなって、唇にキス!なんやこれー!俺もこんな女性が欲しい!

ジャッキー
「あなたは今も大切な人よ。友達として支えたい」

(これどんな女心?不倫オッケーってこと?)


#36

ダグとダグの兄
○ダイニング


「お前も身を固めて子供を持つ気は?」

ダグ
「考えたこともない」


「一度も?」

ダグ
「そういう生活は無理だ」


「俺みたいな?」

ダグ
「そうとは…」


「昔から思ってたろ……住宅ローン、会社勤め、家族に犬…」

ダグ
「ただ自由を大切にしたいだけさ」


「俺の方が自由だ。…コロンバスに残ったのは地元が好きだからさ。お前はいつも何かから逃げてた」

ダグ
「批判はやめてくれ」


「兄として…」

ダグ
「説教は聞きたくない」


「治療中、お前は仕事に戻る話だけ。俺は一ヶ月も有給を取ってる」

ダグ
「嫌なら帰ればいい」


「そんな話じゃない…家族だから支えてる。仕事よりお前が大事だ。お前のために職を失えば他を探すだけさ。でもお前は?アンダーウッドさえもう近くにいない。冷蔵庫に貼られてるのは俺の子の写真だけ。それは自由じゃない」


自分が言われてるみたい。
ダグ…せめてドラマの中では頑張ってくれ!




#39

シーズン3の最終話で遂に…俺のお気に入りのRachel Brosnahan演じるレイチェル役が脱落…
随分と引っ張った。

しかし、シーズン3ともなると…だんだんダレてきたな。アメリカ大統領という最高権力を手にしてしまったので、敵を作るのに苦労しているように感じる。結局、妻のクレアを闘わせるしかないのか…こうなると飽きてきたわ。
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