おもしろかった。
第一部、第二部セットになっているDVDを購入して鑑賞しました。
松本清張の小説を基にした作品の中で躍動する役者ビートたけしを堪能した。
たけしは、博多東署の刑事。定年間近だ。そんな折、海岸で男女の死体が上がる。男は産業建設省の官僚だ。女は高級割烹の仲居である。外傷がないことから、情死と判断された。つまり、心中ってわけだ。
しかし、たけしはピンと来た。
これは他殺だ、と。
その頃、日本は東京オリンピックを控えていた。オリンピックってやっばり汚職と表裏一体なんですね。わたしなんか4年に一度を待ち侘びて、いざ来たら、キャッキャ言うて楽しんでいますが。
そんな利権を争う汚職まみれの政治と、あの男女の死には何か関係が?たけしはがんばる。警視庁からやってきた高橋克典とコンビを組んでがんばる。
なんといってもキャストがすごい。観てくうちに次から次へと主役級の俳優さんたちが出てくる。よく揃えたな!という感じ。
その中で大鶴義丹を久しぶりに見た。ハ・ジョンウに似ているが、よく見るとやっぱり違う。ジョンウは格好良いのに、義丹は、う〜ん…好みでない。なんというか…つぶ貝みたいな顔やね。ごめんね。
前半で、犯人の目処はついているのだけど、本作のポイントは、犯人とされる人物の「アリバイ崩し」だ。
そこに至るプロセスが見どころだし、二重三重に仕組まれていて目が離せない。アリバイ崩しには電車の時刻が重要なのだけど、それについて行くのが必死だったわ。数字がいっぱい出てきて、メモしとかないと、整理出来ないほどでしたよ。
おもしろかったです。