YOK

このサイテーな世界の終わり シーズン1のYOKのレビュー・感想・評価

3.7
※各話ごとの感想
※軽めのネタバレあり

■第1話
19分というまさかの短さに衝撃。主人公が自分で自分のこと「サイコパス」って言ってるけど、それ以上では?って感じかな。
今までにあれこれ小動物を手にかけて来ていよいよ人を殺してみたいジェームズと、現状に不満タラタラで人生を変えたいアリッサが出会う、まさに第1話って感じの第1話だったかな。
個人的に好きな世界観(ヘンテコな2人、レトロ風味、ダークコメディ)なので見続けたい。

■第2話
相変わらずな凸凹っぷり。アリッサはハイテンション、ジェームズは淡々と抑揚少なめ。金無し、車無し、ジェームズに関しては上半身裸。先行き不安過ぎる。ウケる。
いい人そうに見えてやばいおっさんとの出会いと別れを経る。そんな回だった。

■第3話
どちらかと言えばアリッサが好きだなぁと思いつつ、ジェームズもジェームズでコイツ絶対アリッサのこと殺せねぇだろうなってのがじわじわ滲み出てて面白い。
何かつうっと脱がせたい&脱ぎたがるアリッサのダンスが堪能できてハッピー。もうジェームズはアリッサの虜なのでは?(錯覚)

■第4話
急展開により望んでいたのとは違った形でジェームズの願いがあっさり叶ってしまってものの、嬉しく無さそうだしアリッサの方がよほど落ち着いて見える皮肉、いい!(胸中ではだいぶパニクってらっしゃるけど)
行き当たりばったり過ぎる若さが痛々しい。若いってなんでも出来そうな力が漲っているのに、意外とできること・実行できることって限られてるから歯がゆいよね、なんて思ったりした。

■第5話
前回離れ離れになってしまったふたりが随分と短い時間ではあれ別の行動をしたことで、やっぱり離れられんとなるロマンティック(?)な回。
一方で警察の捜査も着々と進むし、相変わらずアリッサの親はクソだし、ジェームズのお父さんは可愛そう。この人悪い人じゃないよね。
ジェームズの母親との過去がキツかった。

■第6話
新キャラ登場か!?ってのがあるし、また再び共に行動することでニッコニコしながら犯罪繰り返すジェームズ&アリッサが可愛い。
警察がようやくアリッサを襲った犯罪野郎(故人)を疑いだしたのでちょっとガッツポーズした。
アリッサが父親と会えるといいなぁって心底思うし、この父親がいい人であることを願うばかり。

■第7話
ついにアリッサの父親に会えたけどどうもクソなようです。口が悪くてすまんけど、こいつはダメそうだ。
せっかくまた近くに感じられた2人に距離ができてしまったような悲しい雰囲気。まぁ付け焼き刃で付き合ったふたりだしなぁと思いつつももう少し仲良くしておくれぇ…って感じ。
アリッサのパパ大好き!から、パパのクソ野郎!へと急転直下したの予想通りでにこっ。

■第8話
シーズン1最終回。女性警察官2人の中も気になりつつ、ジェームズがついに18歳になってしまって話が変わってきた感じ。やべぇ。
結果的にクソに見えたアリッサの母親にもいいところがあったんだね、ジェームズの父親は妻を亡くしてから息子との関わり方を上手く持てなかっただけなのかなって感じた。
ジェームズの成長が目まぐるしくて「誰か殺してぇ」って気持ちがここまで変化するもんなんだなぁって素直に感心した。


1話1話か20分程度と短くて見やすい分、サクサクと話が進むんだけどそんなに急展開もなくて見やすかった。

思春期真っ只中の繊細な心と悩みを持つふたりが適当な理由で付き合いだし、ランデブーし、犯罪行為をバンバン繰り返しながらもお互いがお互いにとって(共依存っぽさはあるものの)大切な存在!ってなるの、とてもエモい。

明らかに続く感じでシーズン1が終わったのでシーズン2もさくさく観て行こうと思う。
YOK

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