このレビューはネタバレを含みます
結構楽しみにしていたけど、期待以上にも期待通りな面白さじゃなかった。
伝えたいことはわかるが、ちょっとメタファー多めで、で?ってなった。でも、最後の黒人夫の「愛が欲しかった」と、それに反応する主人公ハーパーが良かった。でも、この愛って支配したかったとも捉えられるなって感じだった。俺を愛してるなら忠誠心を見せろ、的な。
最後、電話していた友人がやってきた時、友人の彼女が妊娠しているのがわかって面白い。周りは出産してるのに、自分は?と思い詰められていた状況だったのかもしれない。わからんけど。
主人公ハーパーの望みがよくわからない。子供が欲しくて流産したのか、いらなくて夫とうまくいかなかったのか。
ハーパーはずっと罪悪感に苦しめられているのかなあとも感じてた。どんなに否定しても引っ掛かってしまう印象を感じた。
そこら辺が不明瞭すぎて、のめり込んで面白くは感じられなかったな。
あと、男がみんな同じ顔への突っ込みはあるのかと思ったら無かった。てっきりあるものかと。
でも役者さんの怪演は面白かった。気持ち悪さのオンパレード。
事実だけ洗い出すと、ハーパーは誰を殺してしまったんだろう?裸の浮浪者?子供?牧師?管理人?警察官は違うと思う。みんななわけじゃないと思うし、そこらへん曖昧なのが気にくわないな。えたいの知れない化物退治なら、そうとわかるようにして欲しい。そうなのか?