2024_020
返せば良い訳じゃないけれど…
倍返しだ!
銀行と不正融資と過去からの連鎖を描いたミステリ風群像劇。主演の阿部サダヲが抑えつつも本人が持つ飄々としたキャラクターを活かしヒロイックになり過ぎない絶妙さを醸し出していてとても良かったのでオススメしたいです。
以下、ネタバレあります。
とある銀行の10億円融資から連なる100万円紛失事件。銀行のドロドロした裏側と基本従業員がみんな脛に傷を持っていて、誰が一番の悪(ワル)なのかが暴かれて行く展開は派手さはないが面白かった。
ここがここに繋がるのか!という面白さはあったけれど、個々の掘り下げが浅く感動するまでには至らず。これが群像劇の難しい所で2時間という映画の枠の限界を突破できていなかったという印象。