神は見返りを求めるの先生のネタバレレビュー・内容・結末

すごい映画だった。
だからYouTuberは嫌いなんだよなあと再確認人をいじめたりドッキリ仕掛けたりおもちゃにするエンタメは好きじゃない。

メタというか、ジェイコブを燃やしたからユリちゃんは燃えて、田母神さんがあげたシャツを着ていたから命は助かったのかなあという、因果応報的なものだったのかなと感じた。

田母神さんとユリちゃんは一緒にいても売れなかったと思う。ユリちゃんが売れたきっかけは、後輩の手引きで人気YouTuberと繋がれて出れて、村上に編集やってもらったから。そこに田母神は噛んでない。だから、田母神との付き合いをやめるのは至極当然なんだけど、報酬なしのなあなあでやってたから、これまでのお礼というものを渡せなかった、というのが面白い。タダより高いものは無い。

悲劇を回避するなら、田母神にお金を払って頼んで、ユリちゃんが求めるものを作れないのでもう依頼しないという、普通の仕事として処理すれば良かったんだよなあと感じた。

最後、田母神が刺されるのも脅したからで、相手を見誤ったから。田母神は悪くないけど、いわゆる無敵の人にやっちゃダメ。住所知られてる相手にやってはいけなかった。これはもう、ほんと、死体にムチ打ち程度のタラレバだけど。田母神は悪くない。

嫌いと言いあうことに美しさは感じなかったが、美しさを感じられる演出にしていて、そこは好きじゃなかった。お互いが相手に求めていたものが違って、すれ違ったけど、これだけは、と言える感じの演出だったが、なんかな。あんま好きじゃないな、という感想。