緑青

長ぐつをはいたネコと9つの命の緑青のレビュー・感想・評価

4.0
超良作。『バッドガイズ』といい、ドリーム・ワークスが大豊作の一年だし、たぶん社内に強烈な「狼」推しがいる。吹替で見ましたが、ウルフが良すぎて幼少期に観ていたら強烈なトラウマになっていたと思う。死は新しいセクシー…。
ワンコのキャラクター造形は凄いんだけど痛々しさすらあった。マインドフルネスの権化。
作画面も本当によい。リミテッドアニメーション調のアクションシーンがとにかく素晴らしく、ちょっと『スパイダーバース』シリーズを思い出すなどした、こういう3DCGと2Dルックの融合した画風がちょっとしたトレンドなのかもしれない(インスピレーションを受けたと言ってた気がする)。熊に乗り熊を撫でるゴルディの手つきが慣れと愛に満ちていてちょっと凄すぎたんよな、あんなん実写でも上手くできない、素晴らしい。
「お前には勝てないとわかってる、でも俺はまだ生きたいから戦うことをやめない」は超ストレートだけど歴史に残る名文句だと思います。
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