このレビューはネタバレを含みます
この手の映画は最後は破滅するとわかってても展開が早かったのであまりだれずに見られた。
しかし白人の男二人の見分けがなかなかつかなかった。野心的なやつとそうでないやつの区別が難しい。
鏡のことを知って検証するのも面白かった。大事。その上でどう利用するのかも面白かった。
パクりでも成功出来たの普通にすごいと思う。自分ならそんな気にしない。自分の作品ではないというところは気になるが、商売として割りきるならそんなに。
冒頭の自分を殺して成り代わるのはパラレルあるある。まあいいんじゃない?派。
良かったのは、黒人の死んだ父親との面会シーン。
面白さはやっぱ「ザ・ドア」や「ランダム 存在の確率」のほうかな。道具に振り回されててパラレル世界と自分の世界の葛藤が弱い気がした。
自分だったら、今いる世界より良さげなところだったら代わりたいとは思うけど、難しいなあ。どうせ不満が出てくるだろうし。遊びに行くくらいがちょうど良さそう。
演出としてはパラレル世界や相手だと画面が歪むところ。だから最後も成り代わったのだと思うが、鏡なんてどこでも良かったのだろうか。作品紹介の時の合せ鏡のシーンなかなか出てこないなと思ったらラストだった。良いんだろうか。