#マンホールのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

人生順風満帆、明日は社長令嬢との結婚式💒という夜にマンホールに落ちて…というワンシチュエーションスリラー。

どうやらオリジナル脚本の作品なのかな。
途中まではともかく、後半どんでん返し辺りからちょっと混乱。

人生うまくいってない男が大手不動産屋に就職を決めた川村を殺した挙句、川村になりすますにしても、そこから先バリバリ仕事して仕事も恋愛も順風満帆に行くくらいならそもそも殺人なんてしなくても、整形だけして頑張れば良かったのにと思う。
相手を殺してしまわないといけなかった理由がちゃんと描かれていないため、違和感だらけ。

またSNSを使って助かろうとするにしても、そんな夜中にそこまで一気にフォロワー増えるものでもないだろう。
女の子に設定した方が助けてもらいやすいという偽川村の思惑は当たったものの、結局最後はそのせいでマンホール女を襲う悪人として「深淵のプリンス」からボウガンで撃たれる羽目に。

しかし、こうした偽川村の狡猾さみたいなものや違和感は、📱での相手への終始高圧的な口調にもあった。助けてもらう側なのに、なぜそんなに偉そうなの⁉️と、不快感すら感じていたので、あー、この人殺人犯なんだね、てかサイコパスっぽいよねと妙に納得。

でもそもそも本物の川村を殺す動機がイマイチわからないから、何もかも説得力がない。そして見た目を変えただけで性格や仕事ぶりが変わるわけじゃないから、設定にも無理がある。

まぁ着想は面白いけどね。