このレビューはネタバレを含みます
タイのオムニバスホラー。
4つの短編からなる物語。
「孤独」
タクシー乗車中の事故で足を怪我したビン。話し相手もなく、届くのは督促状。
携帯（この時はスマホがまだなくてガラケー）の出会い系サイトである男性と知り合い、意気投合して浮かれるが…。
恋人に振られてタクシーに飛び込んだ男性にたまたまタクシーの乗客だった女性ビンが取り憑かれ、一緒にあの世へ連行されるわけだけど、出会い系サイトで浮かれなかったら無事だったのか？それとも理不尽に強制連行なのか？
とにかく出演はほぼ女性1人なのだがジワジワ怖い💦
「報復」
なぜかずっと不良グループに虐められる葬儀屋の息子である少年。リンチの果てに死んでしまうが、少年は死ぬ前に黒魔術で不良グループに呪いを…。
この作品はちょっと過激であまり好きじゃないかなぁ。
特に最後の呪いから逃げるための手段がなんとなく既視感👁
「真ん中の人」
これは結構良かったと思う。この中では1番好きな作品かも。
キャンプに来た4人の少年達。端っこに寝ると幽霊に会うと怖がる少年。そのうち1人が「僕が幽霊になったら真ん中の奴に取り憑く」と言う。その４人がボートに乗って渓流下りを楽しんでいたらボートが転覆。1人が戻ってこない。やっと戻って来たと思うとどうも様子がおかしい。どうやら幽霊のようだと逃げようとする3人だけど、実は…。
「最後のフライト」
これは色んな意味で怖い💧
某国VIPである王子妃殿下が以前新婚旅行でフライトした時と同じくクルーをと指名して乗り込む。指名されたキャビンアテンダントは実はその王子の不倫相手。
妃殿下は嫌がらせにコーヒー☕️をキャビンアテンダントにぶちまけたり、でもキャビンアテンダントも負けてない、入れ直したコーヒーを自分の👠のヒールでかき混ぜたり。
ランチを拒否して「あなたの食事を頂くわ」とゴネる妃殿下は海老🦐アレルギー。その日のランチは🦐のパスタ？でもキャビンアテンダントは海老だけのけてそれを差し出す。当然食べた妃殿下は嘔吐。挙句その日ホテルで御臨終👼
そして急遽妃殿下の遺体を乗せて帰国することに。ミイラみたいに布で包まれた妃殿下の遺体と2人きりで客室でいなければならないキャビンアテンダント。遺体が変に動いたり不気味過ぎ。機長に助けを求めても冷たくあしらわれる。あんなに冷たく言うことないのに。
最後キャビンアテンダントは妃殿下の遺体の前で跪くように恐怖に慄いた表情のまま死亡。これで妃殿下の霊の望みが叶ったようだけど、なんで自分の夫は責めず不倫相手の女性だけ責めるのかなぁ。
とまぁ全く毛色の違う4つのショートムービー。
それなりに怖かったし、評判が良かったようで第二弾も制作されたよう。こっちも観てみたい。
