楽しく拝見しました。
青春映画としても見応え十分でカラオケと声変わりが生む絶妙なハーモニーが良かった。
原作未見なのでどれくらい忠実なのかわからないが、教室でも部活でもない幽霊部活（映画を見る部）の設定は、とても素敵だなあと思う。
そして、見知らぬ大人との交流は、子供にとってかけがえのない宝物なのだと感じた。
その上で気になった点。
●綾野剛のヤクザ、あまり魅力を感じなかった。
●歌が最初からうますぎて、どのレベルで下手認定なのかよくわからなかった。
●ヤクザコメディにぜんぜん触れてこなかったので、反社がいい人、かわいい人たちみたいなムードを受け入れづらい。
●なんだったら、反社だけどいい人みたいなのは、反社の中でもだいぶタチの悪い人だとすら思う。
●親分が思ったより若くて、なんか拍子抜けした。
●中学生にドッキリをしかけるヤクザ…めちゃくちゃ悪趣味だって。
単純にヤクザじゃなければ、もっと良い映画だと感じたのかもしれない…。
ヤクザコメディが市民権を得て、そのうち「熊かわいいから駆除しないで」みたいに「ヤクザかわいいから取り締まらないで」なんていう人が現れないことを祈る。
いねーか。
