ようやく観ました。評判通り、楽しい作品で、後味も良かったです。
綾野剛を可愛いと思ってしまった。
笑いながら気楽に観れる良作。
観賞後に「紅」を口ずさんでました♪︎
大阪の合唱部部長の中学3年生の聡実は声変わりでソプラノの声が出なくて悩んでいた。彼等の出場した合唱コンクールを見に来ていた地元のヤクザ·狂児。彼は、組長が主宰のカラオケ大会で最下位になると組長に下手な刺青を彫られるのが、絶対にイヤだった。そこで、聡実にカラオケが上手くなるコツ教えて欲しいと声をかけるのですが…。
ネタバレ↓
最初は、渋りますが、狂児のカラオケに付き合う聡美。狂児の持ち歌「紅」が、終始裏声で気持ち悪い等、臆せず接する2人の会話が面白い。
最下位で組長の下手なキティを手の甲に描かれた奴が後から出て来たり、狂児と言う名前が本名だったりのエピソードも楽しい。
住む世界も年齢も違う2人が、期間限定の時間を過ごす事で生まれる友情の様なモノが心地よい。
狂児の組の奴らが、全員で聡美に指導を受けたり、聡美が声変わりでどうしてもソプラノの声が出ない等あって、聡美の中学校最後の合唱祭と狂児のカラオケ大会の当日。聡美は、バスの窓から、カラオケ店の駐車場で、狂児の車が大破し担架で人が運ばれるのを目撃します。合唱祭はキャンセルし、狂児を探しカラオケ大会のあるスナックへ駆け付けます。組長は狂児は死んだと言い帰ろうとする聡美を引き留め、狂児の為に鎮魂歌を歌えと脅します。「紅」を熱唱した所へ狂児が現れました。無事だった事に安堵する聡美。
卒業式を迎え、ミナミの辺りの再開発の話を聞き、聡美はラインの繋がらなくなった狂児は夢だったのかも？と懐かしい場所を歩き回ります。ポケットには狂児の名刺があった。
中学生だった聡美の人生から、そっと居なくなる演出が凄く良かったです。
そして、綾野剛の演技力も素晴らしかった。ちゃんと下手に歌うって難しいと思う。何も考えず、笑いながら楽しみました。
＊お薦めして下さった皆様、ありがとうございました♡
