冒頭のBBQのシーンからワインテイスティングのシーンに切り替わったときは鳥肌が立った。
ワインテイスティングの世界は見たことがなかったので、どんな会話が繰り広げられているのか知れただけでも面白かった。ジンバブエ難民の苦境は想像に余るものがあって、ワインテイスティングにお金と時間を費やした彼らの心の内は真には分からない。エンディングを観ると今でも一人一人が家族を支えるのに手探りだし、ワイン好きがワインテイスティング大会に出たのではなく、生活を掛けた大会だったことは薄らと想像できる。陽気な雰囲気に忘れそうになるけど、初めての大会が不本意に終わった時のメンバーの悔しそうな表情を見ると本気で勝ちに行っていたことが分かって、とても良かった。
色々とCool Runningsを彷彿させる要素があった。イカれたコーチ、冷静沈着なリーダー、業界では異質な国からの出場、実話。
