ねこねここねこ

ヴィーガンズ・ハムのねこねここねこのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

経営難に陥ってる肉屋をヴィーガン達が襲い泣きっ面に蜂🐝
そして嫌味で金持ち自慢の友達夫婦の自慢話を聞かされて…。

そんな中、店を襲ったヴィーガンを見つけて殺してしまった店主。仕方なく肉やである彼は死体をハム肉として処理。でも翌日そんなことを知らない妻がそのハムを店に出して、なんとそれが美味しいと大評判。
苦し紛れに「イラン豚🐖だ」と嘘をつく店主。
妻にヴィーガンの肉は美味しいとそそのかされて次々ヴィーガンを襲う…。

とういグロテスクな話もなんとなくコメディタッチに描かれて、そんなにグロくもなく楽しく観れてしまうという不思議。
それにしても奥さんは自分は手を汚さず全て旦那にやらせて、いざとなったら責任は夫にというチャッカリさ。
「イラン豚🐖」がどんどん売れてどんどん値上げ。ヴィーガン達はどんどん失踪。

なぜイラン豚だと言ったのか。イランでは豚肉食べないのに、こっそり育ててる人がいて、そこから購入してるという設定。肉の中から出てくるペースメーカー。ミンチにしてるはずなのにペースメーカー壊れてなかったのかーい!
なんかツッコミどころも多いけど、この監督はヴィーガン嫌いなのかな。そしてヴィーガンの団体から抗議はなかったのだろうか?
ヴィーガンのこともだけど、女の肉より男の肉の方が美味いとか、黒人の肉は硬いだとか、そんなことガンガン言っちゃうところが、日本だと特殊な団体に文句言われそう。これもフランスのシニカルな笑いなのかな。エスプリが効いてるっていうか。

それにしても純粋なヴィーガンなどいないと思う。だって赤ちゃんの時から「私はヴィーガンだからバターは使いません!」とか言えないわけだし、母乳が既に動物性じゃない?って思っている私も、ヴィーガンについてはあまり理解できないし、したくもないかな。
ヴィーガンの人が読んだら怒りそう💢