Moeka

《ジャンヌ・ディエルマン》をめぐってのMoekaのレビュー・感想・評価

4.0
美しく高貴でカリスマ性ある最強の先輩vs聡明かつ直感的な新星、、、とか言っちゃうと俗っぽく聞こえるが、スポ根漫画みたいな熱さ‼️カットや動作の意味を柔らかくも鋭く聞くセイリグ様と、なかなか答えられなくっても、負けじと答える若きアケルマン。
時々ピリッとしながらも、互いへの眼差しに、深い敬意があることがわかる。
女はみんなフェミニストよ。そうでなければ生きられない。
なによりも印象に残ったのはセイリグがインタビューに答えるシーン。そして、その後の若いスタッフとの問答。
これは自らカメラを持って活動していたフェミニスト、セイリグの志、次の世代を信じた姿勢、己の言葉を持つ素晴らしい女性の志をしかと焼き付けたドキュメントでもある。
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